資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (48 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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国立成育医療研究センター
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
令和6年度計画
への啓発活動等への取組な
ど更なる機能の向上を図
り、基礎研究成果を実用化
につなぐ体制等を強化す
る。加えて、ARO(Academic
Research Organization)を
整備するなど、我が国の臨
床研究の中核的な役割を担
う体制を整備する。小児・
周産期及び女性特有の病
態・疾患領域における治
験・臨床研究の拠点として
成育医療の体制構築や均て
ん化により成育基本法等に
関連する良質かつ適切な成
育医療の提供に貢献する。
具体的には、センター内や
産官学の連携の強化、治
験・臨床研究の推進やゲノ
ム医療の実現化に向けた基
盤を充実させ、特に、ナシ
ョナルセンター・バイオバ
ンクネットワークを最大限
活用し、センターが担う疾
患に関する難治性・希少性
疾患の原因解明や創薬に資
する治験・臨床研究を推進
するために、詳細な臨床情
報が付帯された良質な生体
試料を収集・保存するとと
もに、NC をはじめとする研
究機関等との間のデータシ
ェアリングができる仕組み
を強化するなどバイオバン
ク体制のより一層の充実を
図る。更に外部の医療機関
からも生体試料の収集を行
う。加えて、ゲノム情報等
を活用した個別化医療の確
立に向けた研究を推進す
る。
また、女性特有の病態・疾
患領域については女性のラ
イフコースを踏まえた治
験・臨床研究の積極的な推
進を図るため、外部の医療
機関や研究機関等の協力を
得てデータの収集・解析を
行う新たなデータセンター
の設置などの体制整備を図
具体的には、センター内や
産官学の連携の強化、治
験・臨床研究の推進やゲノ
ム医療の実現化に向けた基
盤を充実させ、特に、ナシ
ョナルセンター・バイオバ
ンクネットワークを最大限
活用し、センターが担う疾
患に関する難治性・希少性
疾患の原因解明や創薬に資
する治験・臨床研究を推進
するために、詳細な臨床情
報が付帯された良質な生体
試料を収集・保存するとと
もに、NC をはじめとする研
究機関等との間のデータシ
ェアリングができる仕組み
を強化するなどバイオバン
ク体制のより一層の充実を
図る。さらに外部の医療機
関からも生体試料の収集を
行う。加えて、ゲノム情報
等を活用した個別化医療の
確立に向けた研究を推進す
る。
成育領域における我が国の臨床研究の
中核的な役割を担う体制を整備し、病
院長による臨床研究の総括を行うため
の臨床研究運営委員会が主体となって
臨床研究を推進する。また、研究所と
病院による新規共同研究を実施する。
さらに、病院の全レジデント及びフェ
ローなどを対象に臨床研究に関する教
育プログラムを引き続き実施する。
② 女性特有の病態・疾患
領域に係る治験・臨床研究
の積極的な推進
女性特有の病態・疾患領域
については、女性のライフ
コースを踏まえた治験・臨
床研究の積極的な推進を図
るため、以下のアからウを
実施する。
ア 女性の健康に関するデ
ータセンターの構築
女性の健康や母児医療に関
する分野横断的・縦断的な
データの組み合わせを実現
するために必要なシステム
を整備し、健康課題を幅広
くカバーするための基盤デ
ータを構築する。また、女
性の健康や母児医療に関す
るデータを全国の医療機
関・企業等が活用できるよ
う、データ提供窓口の設置
など適切な体制を検討し整
備を進める。
② 女性特有の病態・疾患領域に係る
治験・臨床研究の積極的な推進
年度評価
項目別評価調書
主な評価軸(評価の視点)、指
標等
1-2
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
自己評価
している。成果は論文(Hum Genome Var [IF 1.0],
J Hum Genet
[IF 2.6], Front Genet [IF
2.8],Front Neurosci [IF 3.2], Inflamm Bowel Dis
[IF 4.5], Can Sci [IF 4.5], Orphanet J Rare Dis
[IF 3.4] 等)や学会発表で情報発信し、二次利用可
能な同意を取ったゲノムデータは独自にとりまとめ
て、成育疾患データベースとして引き続きホームペ
ージで公表した。また、病院医師と合同症例検討会
を開催し、大学院生や共同研究員以外の若手医員に
対しても遺伝学的解析の指導を継続して実施した。
ナルリサーチを含め、各診療科症例
の遺伝学的解析をも支援しており、
結果を診療に役立てるとともに、学
術雑誌、シンポジウムでの発表を行
うなどゲノム医療の推進に大きく貢
献した。
・研究や診断支援のみならず、若手
医師や他科の医師も横断的に参加す
る検討会を定期的に開催し、人材育
成に貢献した。研究成果は、学会が
取りまとめを行うガイドライン策定
や診療の手引き等に反映させ、全国
のゲノム医療推進に貢献している。
・令和 6 年度は計 14 シーズ(前年度 16 シーズ)に ・今年度も、臨床研究運営委員会が
関して、臨床研究運営委員会が主体となって、研究 主体となって、臨床研究の推進を図
開発の推進を図った。3 シーズ(1 シーズは目標達 り、研究開発を推進した。
成、2 シーズは研究中止)の登録を解除した。
ア 女性の健康に関するデータセンタ
ーの構築
女性の健康や母児医療に関する分野横
断的・縦断的なデータの組み合わせを
実現するために必要な業務運用手順の
整理・システムの環境整備を開始す
る。
また、外部の医療機関や研究機関等の
協力を得てデータの収集・解析を
行う体制整備を開始する。
・データセンター準備室の立ち上げ業務を実施し
た。
・データセンター業務全般をオンサイトで支援する
業務委託事業者の選定から業務委託締結までを完了
した。2025 年 1 月から業務委託事業者のメンバーが
成育の情報管理部内に座席を設けて活動を開始し
た。
・システム環境として、ハードウェア、ソフトウェ
アの調達も行い、令和 6 年度末までにサーバー等納
品が完了し、データセンター業務を開始できるシス
テム環境を整備した。
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・データセンター準備室を立ち上
げ、業務を開始することができた。
・女性の健康や母児医療に関する分
野横断的・縦断的なデータの組み合
わせを実現するためのシステム環境
を整備することができた。
・外部の医療機関や研究機関、民間
企業等の協力を得てデータの収集・
解析を行う体制を整備することがで
きた。
・オープンイノベーションセンター
準備室とも密に連携し、外部の医療
機関や研究機関、民間企業等とのコ