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資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (79 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式 2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標

国立成育医療研究センター

中 長 期 計 画

② 医療・診療の質の向上及
び治療の充実・強化
ア 医療の質の向上を 図る
為、総合的品質管理(Total
Quality Management : TQM)
活動の積極的な実施及び入退
院における患者・家族の事務
的負担を軽減するサービスの
提供に取り組む。

令和6年度計画

② 医療・診療の質の向上及び治療の
充実・強化
ア 総合的品質管理としては、「医療
の品質」、「組織の品質」、「人材の
品質」及びそれぞれの部門間の連携の
品質の検討と向上が必要である。
当センターでは「入院サポート室」の
運用を開始し、入院前に看護師、薬剤
師、栄養士などが多職種で関わること
で、ワンストップサービスを提供でき
る仕組みを整備しており、今後、さら
に充実させて継続する。
また、退院前も、患者及び家族に多
職種(医師・看護師・薬剤師・栄養
士・ソーシャルワーカー等)で関わ
り、患者及び家族から退院後の療養に
関する意見や要望等の情報を確認した
上で、必要な情報を提供する。
以上の医療の品質の向上を目指す取
組を行うことにより、組織・人材の成
熟を促し、最終的にはさらなる医療の
品質の向上に繋げていく。
さらに、LINE を利用した外来患者の
呼び出しシステムを活用してスムーズ
に診療を受けることができる体制を強
化し、外来終了時や退院時の会計処理
もオンライン化の検討を行い、患者の
移動を極力少なくして、総合的品質の
向上に努める。

年度評価

項目別評価調書

主な評価軸(評価の視点)、指
標等

1-3
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

自己評価

には、多言語機械翻訳(VoiceTra 搭載の iPad 使用
で 68 件)や令和 3 年 7 月より導入した電話及びビデ
オ使用による医療通訳(Mediphone 使用で 268 回(前
年度 195 回))を用いて対応、その使用頻度は急増
している。

適切な診療情報提供についての研修
を企画する等により、紹介率・逆紹
介率の向上に努めた。診療情報提供
書の適正運用のために医事室、診療
情報管理室、医療連携・患者支援セ
ンターで構成されるワーキンググル
ープで毎月会議を開催し、進捗管
理、内容精査に努めた。また、オン
ラインでのセカンドオピニオン外来
の継続により遠方の患者家族におい
ても治療の選択肢を狭めることがな
いよう医療情報が提供できた。セカ
ンドオピニオン外来受診者数は昨年
度以降増加しており、来院できる環
境となり対面による受診者数が伸び
ている。

・令和 3 年 12 月より、院内関係部署が協力し、患
者・家族が安心して入院生活が送れるよう、一部の
診療科で「入院支援センター」の運用が開始され
た。その後、全診療科に運用を拡げ、ほとんどの患
者と家族に対し、入院前にワンストップで患者及び
家族に対応できるようになり、組織の品質、部門間
の連携の品質が向上した。

・医師・看護師・薬剤師・栄養士・
ソーシャルワーカーらが連携して入
院患者に対応する入退院支援センタ
ーは診療報酬にも関係しており、患
者中心の医療の充実のみならず、病
院経営にも寄与すると考えられる。

[評価の視点]
○ 総合的品質管理活動の
実施や、AI や ICT を活用し
た医療の提供、NC をはじめ
とする研究機関及び医療機
関間のデータシェアリング
などを通じた個別化医療の
確立等により、医療・診療
の質の向上に取り組んでい
るか。

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