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資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式 2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標

国立成育医療研究センター

中 長 期 計 画

令和6年度計画

年度評価

項目別評価調書

主な評価軸(評価の視点)、指
標等

緩和ケアの提供
緩和ケアチームによる緩和 ・生命の危機に直面する疾患をもつ患
ケアの提供を進める。
者と家族の苦痛の緩和と療養生活の質
の向上をはかるため、多職種による緩
和ケアチームを結成し、小児がん、非
がんを問わず、緩和ケアを提供する。
小児がんに関しては、医師、歯科医
師、看護師(緩和ケア認定看護師、化
学療法認定看護師、小児専門看護師な
ど)、ソーシャルワーカー、薬剤師、
作業療法士、理学療法士、管理栄養
士、保育士、心理士、チャイルド・ラ
イフ・スペシャリストなどで構成され
た「こどもサポートチーム」が以前か
ら活動しており、非がん疾患に対して
も同様のサポートを引き続き行ってい
く。

1-3
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

自己評価

援専門員、ケースワーカー、行政担当者など 60 名の
参加があった。
③成人移行
令和 5 年度に続き、現在大きな問題となってきてい
る小児期発症の慢性疾患を持つ成人患者に対する医
療提供の整備の解決に向けて、「地域における小児
期発症の慢性疾患を持つ成人患者に対する医療ネッ
トワークの構築に向けての話し合い」を国立成育医
療研究センター講堂で開催した。演者に加え、当セ
ンターからは、医療連携及びトランジション担当の
医師、看護師、MSW が参加し、地域からは、訪問ク
リニックと中核病院の看護師と相談員、障害福祉の
担当者合わせて 23 名が参加した。

たことから多く多職種の参加を得た
ばかりでなく、新たな関係性の構築
に繋がった。
・成人移行を見据えた取り組みを昨
年度より開始し、来年度以降も継続
して取り組んでゆく予定である。

・医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、その他チャ
イルド・ライフ・スペシャリスト、医療ソーシャル
ワーカー、臨床心理士、リハビリ療法士、ファシリ
ティ―ドッグハンドラーでチームを結成し活動を行
った。令和 6 年度の介入患者数は 150 人と前年度同
様であったが、特に循環器疾患の中でも補助人工心
臓(VAD)装着している患者に対しては全例介入を
行った。非がん患者については昨年同様に PICU、
NICU といった集中治療領域への介入件数が多い特徴
がある。

・小児緩和ケアチームの活動が様々
な疾患に広がり、多くの苦痛を抱え
るこどもと家族に届けられる体制が
整備されてきている。また全国的な
い体制整備を見据え、今後の診療報
酬改定に向けて厚生労働省とも協働
しながら支援の在り方について検討
している。

・当院でお子さんを亡くされたご家族に対する支援
の一環として偲ぶ会、分かち合いの会を開催した。
案内を送付したうち 3 割の方が出席いただき、当セ
ンタースタッフとともにこどものことを偲ぶ機会と
なった。

・偲ぶ会、分かち合いの会は初めて
の試みであったが、多くの院内スタ
ッフの協力のもと滞りなく実施する
ことができた。参加者からの感想も
おおむね好評であり、お子さまを亡
くした後も継続した支援体制の構築
につながっていると考えられる。次
年度以降に向けてさらに改善点につ
いて検討し継続できる枠組みを作っ
ていく。

・全国の小児緩和ケアの質の向上を目指した緩和ケ
アレクチャーを 3 回実施し 1000 人近い参加があっ
た。また、小児緩和ケアについての課題を共有する
せいいくケアカフェを 3 回実施し、約 80 人の参加が
あった。

・小児緩和ケアに関する情報発信は
国内ではまだまだ多くないのが現状
であり、継続することで小児緩和ケ
アの普及・啓発につながっている可
能性がある。

・週 1 回行われる呼吸ケアサポートチーム(RST)に
よる呼吸ケア回診と RST カンファレンスには医師、
歯科医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士等多
職種チームとして、共に適切な呼吸管理の実践をサ
ポートした。
・RST 研修会は 2 種類の人工呼吸器で、対面形式、
ハンズオン(KYT)で行った。・研修医に対し、除
細動器の使用に関する研修を実施した(2 回)。

・医療安全管理室、RST と協力しな
がら人工呼吸管理業務の従事者に対
する研修内容を充実させ、レベルア
ップに貢献している。



・ RST ( Respiratory Care Support
Team)の活動を充実させ、人工呼吸器
装着患者の安全管理や適切な呼吸管理
の実践をサポートし、院内の呼吸管理
のレベル向上と、医療安全の確保と質
の向上を目指す。具体的には人工呼吸
器装着による合併症の予防と医療事故
の減少を目標とする。医師、歯科医
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・医療安全管理室と定期ミーティン
グをすることで、医療機器に関する