資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (84 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
様式 2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
国立成育医療研究センター
中 長 期 計 画
令和6年度計画
年度評価
項目別評価調書
主な評価軸(評価の視点)、指
標等
小児在宅医療の推進
在宅医療を推進する部門を ・医療的ケア等により自宅等で生活を
充実強化し、在宅医療への移 行う上で困難があると思われる入院患
行及び移行後の支援を行う。 者に対し、患者・家族の同意の上、地
域における支援体制の調整を行う多職
種チーム(退院支援チーム)を患者毎
に設置する。在宅診療科医師、総合診
療科医師、看護師、ソーシャルワーカ
ー、事務からなるチームで、退院支援
カンファレンス、退院支援情報共有会
議、退院支援計画書の策定、行政及び
地域医療機関・療育施設との調整など
を行う。また、在宅移行ができた児に
対する継続的な取り組み(「もみじの
家」のレスパイト利用など)を通じ、
患者と家族の立場に立った支援を行
う。この経験をもとに、全国に向かっ
て小児在宅医療を推進できる人材育成
を引き続き行う。
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
自己評価
・令和 6 年度も引き続き、在宅指導管理料の取り漏
れ、記載漏れをなくすべく、医事・在宅医療支援室
が主体となり協力していただける診療科を拡大する
とともに、医師・看護師と共同して実施している。
・令和 6 年度も引き続き、安全で迅速な在宅医療機
器の導入と、新たな医療機器の導入等を踏まえ、ME
センター・看護部にもご協力いただき在宅医療マニ
ュアルの見直を継続して実施した。
・東京都の助成を受けて、在宅移行を目指している
患者に用いる人工呼吸器等を購入し、支援体制を強
化した。
・ME センター・RST にもご協力いただき、マニュア
ル・指導のための資料の整備を実施し、その内容を
在宅医療マニュアルに反映させるべく作業を進め
た。
・在宅用レンタル機器の新規導入件数 201 件、終
了・管理移行件数 226 件の依頼を受け調整業務を行
った。前年度比は新規導入件数が約 30%増、終了・
管理移行件数が約 50%増となった。
・令和 5 年度から AMED の支援を受けて「重症小児在
宅患者に対するスマートフォンアプリを活用した状
態判定支援医療機器プログラムの開発」を令和 6 年
度実施した。令和 7 年度も継続予定である。
・世田谷区及び世田谷区医師会とも協力し、緊急医
療救護所訓練に参加した。さらに、災害対策の一環
として 2019 年に「医療機器が必要なこどものため
の災害対策マニュアル」~電源確保を中心に~の初
版を発刊したが、令和 5 年度に「第 3 版」を当セン
ターHPに公開しており、多くの関係者から資料の
使用、リンクを張りたいとの希望があった。
・小児在宅医療を推進するため、医療連携・患者支
援センターの他のメンバーの協力も得ながら、総合
診療部統括部長、在宅診療科診療部長(在宅医療支
援室室長併任)、常勤事務 1 名、非常勤事務 1 名(1
月より常勤 1 名)の体制で令和 5 年度に引き続き以
下の事業を行った。
① 小児在宅医療技術講習会
毎年人気のある定番のテーマと新たなテーマを組み
合わせ全 6 回開催した。Web 配信を始めてから 5 年
目を迎えアーカイブ配信も定着したことから当日の
聴講者は減ったが、毎回 500 名程度のお申し込みが
あり小児在宅医療に関わる方々にご活用いただいて
いる。
②成育在宅医療懇談会
2024 年 2 月 15 日に「こどものセルフケア-~やる気
を引き出し、維持するために~」を、現地開催の形
で当院の講堂で開催し、世田谷区医療的ケア児保
育、民間障害保育事業部、児童発達支援事業所が講
演。看護師、保健師、社会福祉士、保育士、相談支
・当センター内の連携に関しては、
在宅医療マニュアルの見直しを図
り、指導料等の取り漏れを防止する
とともに、在宅医療の理解を深める
取組を令和 3 年度に引き続き努め
た。小児在宅医療に関し、協力的な
医師をはじめとする医療関係者が院
内、院外で増加している。さらに、
研究所とも研究でコラボレーション
する機会も増えている。
イ
83 / 148
・病院の災害対策として、在宅患者
の支援、更に地域の防災に積極的に
参画することが、有事の際の病院機
能の保全に繋がることを院内の多職
種とも共有してゆきたい。
・様々な勉強会を通じて、当センタ
ー外の多職種との連携を強化し、協
力体制の整備に努めた。成人移行を
見据えて、普段は成人を診ている在
宅の医師も多く参加する傾向になっ
ている
・地域の医療的ケア児の支援する
方々とのネットワークの構築を目指
して、成育在宅医療懇話会を令和 6
年度も開催した。対面での開催によ
り、現場の方々からの講演を用意し