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資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式 2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標

国立成育医療研究センター

中 長 期 計 画

令和6年度計画

年度評価

項目別評価調書

主な評価軸(評価の視点)、指
標等

1-3
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

自己評価
展に向けた先駆けとなることが期
待される。令和 6 年度には 56 例の
肝臓移植、8 例の腎移植を実施
し、生存率は 95.4%であった。こ
れは全国平均の小児肝移植 1 年生
存率である 90.8%を上回ってお
り、良好な成績である。生体小児
肝移植の症例数は国内最多を誇
る。
2)令和 6 年度の小児救急患者受診数
は 24,024 名(前年度 24,953 名)

入院患者数 3,349 名(前年度 3,307
名)であり、COVID-19 小児流行が
収束し、受診行動が変容したため、
前年度より外来受診者数は減少し
た。しかし、入院数は増加した。東
京消防庁救急車応需率は約 95%で
推移し、救急車受入台数 3,728 台
(前年度 4,248 台)であり、COVID-19
小児流行時の 2 年間よりは減少した
ものの、COVID-19 小児流行以前の
2019 年と比較すると増加している。
COVID-19 流 行 の 収 束 を 迎 え た こ
と、小児人口が減少していることを
踏まえると、入院患者数、PICU 入
室数が横ばいであることは、決し
て、現状維持という状態ではなく、
患者が集約している可能性が考えら
れる。また、救急車の応需について
は、以前よりも増加していることか
ら、十分集約化できており、地域、
都内、関東圏内の重篤な小児救急医
療に貢献することができた。
3)プレコンセプションケアセンター
を日本で初めて開設した。妊娠を考
えるすべての女性とカップルが、あ
らゆる視点から現在の健康状態のチ
ェックを受け、日々の生活や健康に
ついて各分野のスペシャリストたち
に相談できる体制を構築した。ま
た、TOKYO プレコンゼミに当センタ
ーから講師を派遣、TOKYO プレコン
ゼミの外来オープン等自治体と連携
し、社会にプレコンセプションケア
を発信した。引き続き、女性のライ
フステージに合わせた包括的なケア
の提供と、健康管理のサポートを行
い元気な赤ちゃんを授かるチャンス
を増やすこと、さらに女性や将来の

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