資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
国立成育医療研究センター
中 長 期 計 画
令和6年度計画
年度評価
主な評価軸(評価の視点)、指
標等
安全対策及び適正使用の推進に継続し
て取り組む。
・日本小児血液・がん学会や日本小児
がん研究グループ(JCCG)と連携した
小児がんに関する疾患レジストリ構築
を継続して実施する。
オ 小児治験ネットワー
ク等を活用した多施設共同
試験の推進
一般社団法人日本小児総合
医療施設協議会(以下
「 JACHRI」 と いう 。 ) 加 盟
施設を中心に設置された
「小児治験ネットワーク」
を活用して、治験の事務手
続きの効率化、治験審査委
員会の中央化、治験情報の
収集・発信等を行うことに
より、治験に要するコスト
の削減、スピードの向上を
一層推進する。また、当該
ネットワークの活用により
症例集積性を向上させる等
の迅速化を行い、医薬品開
発推進を加速する。さら
に、小児治験ネットワーク
と公益社団法人日本小児科
学会が組織した「小児医薬
品開発ネットワーク」を連
結することにより、ネット
ワークの更なる拡大を図
り、治験の積極的展開につ
なげる。
項目別評価調書
1-2
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
自己評価
正使用検討会」通じて「小児医療情報収集システ
ム」に集積した医療情報等を利活用することによっ
て、小児医薬品の安全対策及び適正使用を推進する
ためのエビデンスを構築に努めた。
・令和 3 年度より開始したアカデミアによる研究を
対象として開始した「小児医療情報収集システム」
に集積したデータ試行的利活用について、令和 6 年
度は全 7 回(前年度 8 回)の利活用審査部会を開催
した。令和 6 年度の新規研究案件は 1 件(前年度 7
件)であり、令和 6 年度末時点において累積で 15 件
の研究が進捗している。令和 6 年度はそれら 15 件の
研究うち、学会発表 5 件(前年度 5 件)、論文掲載 3
件(前年度 2 件)の成果であった。
・令和 6 年度は日本小児科学会の事業である小児医
薬品開発ネットワーク支援事業のスキームを用い
て、製薬企業への「小児医療情報収集システム」に
集積したデータ試行的利活用も実施した。製薬企業
2 社(前年度 2 社)に対して、2 件(前年度 2 件)の
試行的なデータ利活用サービスを提供した。
し、小児医薬品の安全対策及び適正
使用を推進するためのエビデンスを
構築に努めることができた。
・小児治験ネットワーク(55 施設〔前年度 55 施
設〕)を介して実施する多施設共同治験の中央事務局
を担っており、新規企業治験 15 件(前年度 15 件)
を受託し、継続課題を合わせて 62 件(前年度 60 件)
の治験(延べ施設数:200 施設〔前年度 211 施設〕)
の審査を実施した。
・令和元年度より小児治験ネットワーク中央治験審
査委員会を活用したオンデマンド方式を運用し、令
和 6 年度においても引き続き実施している。
・日本小児科学会(分科会・関連学会を含む)と連
携し、小児医薬品開発の推進に向けた具体的な活動
を検討・展開している。この取組を基盤として、小
児治験ネットワークと外部ネットワーク(都立病院
ネットワーク、国立病院機構ネットワーク)との連
結を検討し、小児領域における治験・臨床研究の推
進に努めている。また、令和 6 年度も引き続き、小
児 CRC 養成・情報共有のための小児 CRC 部会を開催
した。
・日本小児科学会-小児治験ネットワーク及び小児
CRC 部会の共催による小児医薬品開発推進のための
シンポジウムを令和 6 年 12 月に開催し、アカデミア
(日本小児科学会)、行政(厚労省)の職員や製薬企
業団体関係者による講演・パネルディスカションを
通して最新情報など発信・公開した。なお、本シン
ポジウムには、約 160 名が参加した。
・中央治験審査委員会資料の電子化
により、治験に係る作業や事務手続
きを効率化し、治験に要するコスト
の削減、スピードの向上、質の適正
化を一層推進している。
・令和 6 年度は試行的利活用による
研究が累積で 15 件となり、学会発表
5 件、論文掲載 3 件の成果が得られ
たことに加え、製薬企業へのデータ
の試行的利活用サービスも 2 件追加
され累積で 7 件となり、着実に実績
を積み上げることができた。
オ 小児治験ネットワーク等を活用し
た多施設共同試験の推進
・小児治験ネットワークの活用
小児治験ネットワークを活用して、
治験の事務的手続きの効率化、中央治
験審査委員会の活用、治験情報の収
集・発信等を行うことにより、治験費
用の削減、症例登録など小児医薬品開
発の効率化を引き続き実施する。小児
治験ネットワーク中央治験審査委員会
を年 12 回以上開催し、小児治験ネット
ワークを介した新規企業治験(製造販
売後臨床試験を含む。)の年 8 件以上
の受託及び継続治験も含め、延べ 200
施設の治験実施施設数を維持する。
・小児治験ネットワークの拡大
小児治験ネットワークと小児医薬品開
発ネットワークを連結し、ネットワー
クのさらなる拡大を図ることにより、
小児医薬品開発(小児治験)の積極的
展開を引き続き実施する。
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・小児治験ネットワークを活用し
て、日本初となるオンデマンド方式
の運用を引き続き実施している
・小児治験ネットワーク及び小児関
連学会や外部ネットワーク(都立病
院ネットワーク等)との連結による
ネットワークのさらなる拡大を引き
続き図っている。
・日本小児科学会-小児治験ネット
ワーク及び小児 CRC 部会の共催によ
る小児医薬品開発推進のためのシン
ポジウムを令和 6 年 12 月に開催し、
アカデミア(日本小児科学会)、行
政(厚労省)の職員や製薬企業団体
関係者による講演・パネルディスカ
ションを通して最新情報など発信・
公開した。