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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (99 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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プロジェクト(PJ)名

研究事業名
主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名

ゲノム・データ基盤 PJ

移植医療技術開発研究事業
健康・生活衛生局難病対策課移植医療対策推進室
ゲノム・データ基盤事業部 医療技術研究開発課

当初予算額(千円)


令和5年度
104,563

令和6年度
104,563

令和7年度
98,570

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
〈臓器・組織移植分野〉
脳死下での臓器提供数は徐々に増加しているが、移植希望者数と比較して十分ではなく、本人や
家族の臓器提供の意思を確実に汲み取る体制が求められている。また、移植実施施設の体制の構築
や、限られたドナーソースを有効に活用することで、より多くの臓器提供につなげる必要がある。さ
らに、術後早期から長期にわたる移植関連合併症や移植片廃絶が未だ課題としてあげられる。

〈造血幹細胞移植分野〉
医療技術の進歩により造血幹細胞移植の予後が改善しているが、感染症、移植片対宿
主病(GVHD)等の移植関連合併症や移植後再発の課題は依然として残り、移植後合併症
による QOL の低下等の問題がある。
【事業目標】
提供者の意思を確実に汲み取り、移植患者の治療成績向上に資する研究、原疾患や合
併症に対する検査や治療の最適化及び開発のための研究を推進する。
【研究のスコープ】
・提供臓器・造血幹細胞の量と質の向上に資するデータベースや技術の開発
・新たな移植片保存法、増幅法、デバイス等の技術開発
・国内外のレジストリデータの検証や移植後免疫学的特性の解析に基づく原疾患と合併
症の病態解明、予防・治療法の開発
・新規技術による移植法の改良や移植後合併症、再発の予防・治療法の開発及び最適化
【期待されるアウトプット】(※)
〈臓器・組織移植分野〉
臓器摘出、臓器移植が施行された患者や移植待機中の患者等に関する医療情報と、各
患者から採取・保存された試料を用いて集積された遺伝子情報等の関連を解析すること
によって、提供臓器数の増加、移植後免疫にかかる病態の解明や摘出臓器の機能障害の
進展防止等の技術の開発の基盤を構築する。
〈造血幹細胞移植分野〉
骨髄・末梢血幹細胞・臍帯血それぞれについて、移植に係る医療情報を解析すること
によって、適切なドナー選択基準や移植後に生じる致死的合併症、移植後再発の予防法、
治療法等を開発するための成果を得る。
この結果、令和8年度末までに、インパクトファクター5以上の論文を 25 報以上、
新たな疾患発症メカニズム解明を1件以上報告する。
【期待されるアウトカム】(※)
ドナー選択法や新規移植法の開発、また、これらを踏まえた診療ガイドラインの策定、
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