【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】医療負担の軽減に資する医療機器の実用化を目指す臨床研究・治験等
【概要】
「医療機器基本計画」において、
「医療従事者の業務の効率化・負担軽減に資す
る医療機器」について、特に注力する分野として掲げられている。疾病の早期診断、
治療計画の生成や患者負担の大幅な軽減、高い治療効果等により医療負担の軽減に資
する医療機器の開発を目指す課題の採択数を増加する必要がある。
【成果の活用】医療従事者の診療業務の代替や補助により、医療従事者の生産性を向上
する医療機器を実用化し、少子高齢化の中でも医療の質を維持・向上する。
【課題名】革新的医療機器の実用化を目指す臨床研究・治験等
【概要】
「健康・医療戦略」では AI 等のデジタル技術を融合的に活用した医療機器の開
発を推進することを掲げている。画像診断支援 AI や治療用アプリ等のプログラム医
療機器の開発を目指す課題の採択数を増加する必要がある。
【成果の活用】新たな技術等により、疾患の治療・診断・予防に直接的に効果を発揮す
るプログラム医療機器を実用化する。また医療従事者の業務の効率化・負担軽減や医
療費適正化も目指す。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】マイルストーン型開発支援プログラム(ヘルステック・チャレンジ)
【概要】革新的な医療機器の研究開発については、初期フェーズにおいて、多数のプロ
ジェクトへの分散的な支援を行い、開発早期からの段階的なサポートにより、開発リ
スクが高く着手が難しいテーマの開発を促進する必要がある。そのため、新たなマイ
ルストーン型の開発支援を実施する。
【成果の活用】医療機器開発の初期フェーズに対する支援を通じて、アカデミアやスタ
ートアップ企業の持つ革新的なアイデアや技術の概念実証や実現可能性の調査を行
う。それらにより、医療機器・ヘルスケア PJ の他事業への導出を目指す。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2025 年改訂版】(令和7年6月 13
日閣議決定)
Ⅱ. 中小企業・小規模事業者の賃金向上推進5か年計画の推進
2. サービス業を中心とした中小企業・小規模事業者の生産性向上
(3)12 業種における省力化投資の具体策
⑨ 医療
ⅲ)具体化促進策
・省力化を具体化する施策として、看護業務の効率化に資する電子カルテへの音声
入力及びバイタルサイン値等の自動反映、インカム等の導入支援、医師の労働時
間の短縮に資する ICT 機器の導入支援、中小・小規模事業者に対するIT導入補
24