【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (49 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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iPS細胞やオルガノイド等を用いた再生医療や細胞医療、遺伝子治療の研究開発や創
薬への応用等、シーズ創出につながる基礎からの研究を推進するとともに、「がん研究
10 か年戦略(第5次)」に基づく社会実装を意識したがん研究の推進、健康・医療に関
する情報やライフログデータ等のPHRを有機的に連結できる環境の整備やオンライ
ン診療・遠隔医療等の普及を推進する。
【健康・医療戦略(第3期)】(令和7年2月 18 日 閣議決定)
4. 具体的施策
4.1.世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発の推進
(4)8つの統合プロジェクト
○ データ利活用・ライフコースプロジェクト
がん、難病、認知症等の疾患レジストリ、ゲノム・コホート研究で得られた成果や検
体に関する情報をデジタル化した加工データ基盤の整備・利活用を促進し、ライフコー
スを俯瞰した疾患の発症・重症化予防、病態解明、診断、治療等に資する研究開発を推
進することで、ゲノム医療、個別化医療の実現を目指す。また、医療分野の研究開発等
におけるデータ利活用を加速するようデータ基盤整備に取り組む。特に、AMED が支援し
た研究開発で得られたデータを共有する仕組みを整備し、運用する。
(5)疾患領域に関連した研究開発
第3期では、第2期に引き続き、がん、難病の視点でプロジェクトを横断して連携協
力を調整する体制を構築するとともに、生活習慣病、神経疾患・精神疾患、老年医学・
認知症、成育、歯科口腔保健については、各疾患に注目しつつ、ライフコースの視点で
全体的なマネジメントを導入して研究開発を推進する。
4.4 社会的課題の解決に資する研究開発の推進
○ 認知症施策推進基本計画に基づく研究開発の推進
認知症施策推進基本計画に基づく研究開発としては、認知症の人を始めとする国民が
科学的知見に基づく研究等の成果を広く享受できるよう、①認知症の予防・診断・治療、
リハビリテーション・介護方法等の研究、②社会参加の在り方、共生のための社会環境
整備その他の調査研究、③官民連携、全国規模の調査、治験実施のための環境整備、本
人及び家族等の参加促進等に取り組む。また、認知症や軽度認知障害の早期発見・早期
対応・診断後支援までを一貫して行う支援モデル確立のための研究を推進する。
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他の研究事業(厚生労働科学研究、AMED内、他省庁研究事業)との関係
厚生労働省科学研究「認知症政策研究」は政策策定に関係する研究を主に進めており、
本研究事業をはじめ AMED の研究で得られた知見を実社会で適応・活用させるための基盤
を構築するものである。例えば、AMED で見いだされた病態解明や発病予測などをどのよ
うに適正に活用するか、およびどのように重症化防止や支援に用いるかなどを研究する。
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