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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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改善や予後向上に資する成果を導出する。
<ゲノム・データ基盤研究>
・疾患の多様性の理解と層別化に資する基盤的ゲノム・データ研究
免疫アレルギー疾患を層別化するための臨床情報・検体収集システム及び体制を整
備し、検体・データ収集対象等を拡大して展開する。また、時系列情報の添付、HLA 遺
伝型を推定する情報の補完や、疾患に関連する細胞や組織における発現解析、エピゲ
ノム解析などゲノムデータ解析をさらに高度化する。また、患者の経時的情報や多数
の症状・病態分類別の情報(ディープフェノタイピング)を付与した臨床情報を統合
的に解析し、疾患の多様性の理解と層別化に基づく医薬品等の開発を促進する。
<疾患基礎研究>

(若手研究者推進領域)免疫アレルギー疾患の克服に結びつく独創的な病態解明研究・
診療の質向上に資する研究
免疫アレルギー研究において優秀なシーズを世界に先駆けて創出していくために、
重症・難治性・治療抵抗性の疾患の遺伝性要因の解明及び様々な外的因子との相互作
用の解明などの基礎的な疾患研究を継続する。また、「10 か年戦略」にも示されてい
る「国際的な人材の育成」に関して、若手研究者が代表者となる画期的な病態解明研
究を推進し、彼らが将来のキャリアにおいて世界に飛躍するため、また実用化研究の
端緒となる成果を創出するための支援を行う。
【期待されるアウトプット】(※)
【ライフコース研究】
<医薬品研究>
免疫・アレルギー疾患の革新的な診断法・治療法となる医療技術(医薬品、医療機器
等)の薬事承認に向けた、治験準備、医師主導治験、企業導出。もしくは、適応拡大が
期待される既存薬に関する臨床試験(医師主導治験)の開始及び承認、企業への導出。
(非臨床 POC の取得件数1件以上)
<ゲノム・データ基盤研究>
免疫アレルギー疾患の特性に立脚してデザインされた、国際連携可能な標準化疾患デ
ータベースの整備、血液、皮膚、粘膜、尿、便等の検体収集・保管態勢の整備、層別化さ
れた患者群ごとにエンドタイプを反映するバイオマーカーやディープフフェノタイピ
ングの統合的解析を実装化し、個別化治療プログラムにつながるシステムを確立する。
これにより病態解明の成果や革新的予防法・診断法・治療法の開発に寄与するシーズ同
定につなげる。
(研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文掲載件数8件以上
新たな疾患発症メカニズム解明件数1件以上 )
<疾患基礎研究>
エビデンス創出を行う研究を重点的に取り組み、本事業の成果を利用して作成された
ガイドライン等、もしくはガイドラインに引用された論文報告、革新的な病態機序の解
明、医師主導治験へのステップアップ、企業導出につなげる。
(研究成果の科学誌への論文掲載 インパクトファクター5以上 100 件以上)
【期待されるアウトカム】(※)
【ライフコース研究】
<医薬品研究>
シーズの企業への導出 1件以上
<ゲノム・データ基盤研究>
臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数 1件以上
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