【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (57 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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② 他の統合プロジェクトや企業等へのシーズの導出件数 2件
③ 臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数 1件
④ 疾患の原因となる遺伝子変異に基づく新規の診断・治療法の開発件数
(令和8~11 年度の件数を記載)
1件
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】聴覚障害者の災害時・緊急時における緊急通知音振動変換装置および情報共
有システムの有用性の検討(令和6年度終了)
【概要】災害時、緊急時に聴覚障害者が第三者を介さず、かつタイムラグなく情報入力、
援助情報を共有する手段として、(1)緊急通知音情報を振動に変換入力する機器の開
発、(2)データ連携システムを用いた援助要請者と援助者との情報共有の導入を行い、
その有用性を実証した。
【成果の活用】聴覚障害者に広く活用可能な機器の開発が期待される。
【課題名】喉頭摘出者における音声変換技術を用いた自己音声の再獲得と発声補助機器
の開発(令和5年度終了)
【概要】喉頭摘出予定の患者の音声データを保存し、電気喉頭などの代替発声法と音声
変換技術を用いて自己の音声を再獲得することを目的とした。術前の患者の音声を用
いて、入力された音声信号をリアルタイムに変換出力するソフトウェアを開発し、喉
頭摘出者が利用しやすい音声変換アプリを作成した。
【成果の活用】今後は日本語版アプリの開発のみならず多言語に対応したアプリの開発
が期待される。
【課題名】疑似運動刺激を利用して重度肢体不自由児に生じる二次障害を最小化するリ
ハビリテーションのシステム構築と機器開発(令和5年度終了)
【概要】ラットを用いた実験とヒト成人を対象とした臨床試験にて、適度な振動により
頭部(脳)に伝わる適度な物理的衝撃が高血圧改善をもたらすメカニズムを発見した。
【成果の活用】重度肢体不自由児の二次障害に対するリハビリテーションへの応用が期
待される。
【課題名】当事者ニーズに基づいた聴覚情報処置障害診断と支援の手引きの開発(令和
5年度終了)
【概要】聴覚情報処理障害診断の基準の提案、聴覚情報処理障害の介入支援法の確立と
連動した聴覚情報処理障害(APD)診断と支援の手引きの作成を行った。
【成果の活用】全国の多くの医療機関で聞き取り困難症(LiD)/APD の診断が可能となる。
また患者の実態に即した支援も可能となる。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】障害者の医療から福祉・社会参加までの連続したケアに資するリハビリテー
ション医療またはハビリテーション医療に関する研究開発(令和6~8年度)
【概要】障害者の社会参加に必要な支援プログラムには、障害からの機能回復により活
動性を向上し社会参加を目指すリハビリテーション医療と、先天性疾患等において機
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