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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (123 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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【課題名】未治療進行・再発非小細胞肺がんに対する免疫チェックポイント阻害剤と漢
方方剤「通導散」の併用療法の検討
【概要】未治療の進行・再発非小細胞肺がん患者を対象に、免疫チェックポイント阻害
剤(Immune Checkpoint Inhibitors; ICI)と漢方方剤「通導散」の併用療法の有効
性、治療効果増強作用を評価する。また、被験者の血漿、末梢血単核細胞、糞便細菌
叢のデータ、臨床情報を解析し、治療メカニズムの詳細を明らかにする。
【成果の活用】
通導散投与を用いた効果的な ICI 治療の実現につなげる。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】漢方や鍼灸等の各種療法に関する科学的な根拠の収集と知見の創出のための
プロトコール作成研究
【概要】統合医療分野では、臨床研究の経験不足・人材不足等から研究者の相互育成・
醸成が難しいことなどが課題となっている。本研究では、より質の高い臨床研究の推
進、及びポリファーマシーに対する漢方薬の影響など新たなテーマの科学的根拠の収
集と知見の創出などを目標として、プロトコール作成研究を推進する。加えて、研究
デザイン構築の専門家が伴走して、プロトコール作成研究から臨床研究へと継続して
支援する機会を増やす。
【成果の活用】本研究で得られたプロトコールを用いた臨床研究の推進が期待される。
また、プロトコール作成支援を通じて当該分野の研究者へ臨床研究の知識と経験を醸
成する。
【課題名】漢方、鍼灸および各種療法に関する科学的知見を創出するための基礎的研究
【概要】統合医療分野では、研究者の人材不足等から基礎研究による科学的知見の創出
が難しいことなどが課題となっている。本研究では、より質の高い基礎的知見の充実
に向けて、基礎的研究を推進し、新たなテーマの科学的根拠の収集と知見の創出を行
う。また若手研究者の育成も重視して「若手育成枠」も設定する。
【成果の活用】本研究で得られた成果により、実用化に向けた臨床研究の推進が期待さ
れる。また、人材開発により相互育成・醸成を促し、領域としてよりより質の高い基
礎的研究を開発する。
【課題名】ライフコースに基づく健康課題に関する漢方等の活用による安全性・有効性
の評価や知見の集積に関する研究
【概要】産婦人科においては、月経、妊娠、出産等による女性ホルモンの変動に伴う精
神神経症状や身体症状(ライフコースに基づく健康課題)に対して、
「証」
(漢方的診
断)を踏まえ、漢方を処方している。本研究では、ライフコースに基づく健康課題に
関する漢方や鍼灸等の安全性・有効性の評価、科学的根拠の明確化等を行う。
【成果の活用】質の高い臨床研究論文の発表や産婦人科診療ガイドライン等への収載、
学術論文やガイドライン、提言等の公表により、妊娠前後でも広く使用されている漢
方薬について、その安全性や影響を明らかにすることで、より適切な使用が促される
など、今後の展開が期待できる。
【課題名】医療の質及び患者の QOL の向上に向けた多職種協働による「統合医療」の推
進に関する研究
【概要】統合医療の推進には、多職種協働によるチーム医療・タスクシェア、及び統合
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