【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (119 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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【課題名】サルコペニア患者における栄養療法確立のための基盤構築研究(令和6~8
年度)
【概要】サルコペニア改善に必要なエネルギー・たんぱく質の量、改善に資する栄養因
子を解明する。それを基に、サルコペニア患者におけるテーラーメイドの栄養学的介
入レジメンの確立を行う。
【成果の活用】栄養学的介入レジメンを関連学会に周知し、効果的な栄養療法の確立に
寄与する。
【課題名】科学的根拠が検証されたサルコペニアに関するバイオマーカー開発研究(令
和7~9年度)
【概要】サルコペニアのスクリーニングに有用とされる、既知・新規のバイオマーカー
候補について、既存のコホート研究等を活用して性能検証を行う。また、サルコペニ
アのスクリーニングや介入指標に資するバイオマーカー開発研究を実施する。
【成果の活用】開発されたバイオマーカーが、臨床現場においてサルコペニアの介入指
標として広く用いられ、介護予防・重度化防止につながる。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
<記載事項>
【課題名】介護施設での使用を想定した AI 活用フレイル-スクリーニングアルゴリズム
の作成
【概要】デイケア等介護施設の介護記録等を学習させた AI を活用し、早期介入の必要
性を判断するスクリーニングアルゴリズムを構築する。また、構築した AI 診断アル
ゴリズムに基づく介護現場での介入検証を行う。
【成果の活用】介護施設でのフレイルのスクリーニングが可能となり、効率的な介入が
可能となる。
【課題名】サルコペニア・フレイルに関連する疾患、症状の統合的リスク評価と介入指
針作成
【概要】サルコペニア・フレイル関連論文から関連する疾患や症状を抽出し、統合的な
リスク評価システムを構築する。患者臨床データ(MRI 画像、血液バイオマーカー値
等)を構築したシステムで評価し、高リスク群に対する効率的な介入方法の提示を行
う。
【成果の活用】統合的なリスク評価システムの構築により、他の疾患情報との紐付けが
図られ、臨床現場での効率的な介入につながる。
【課題名】急性期病院のフレイル・サルコペニア予防に関する多職種連携による介入プ
ログラム構築
【概要】高齢者が急性期病院に入院する際に、フレイル・サルコペニアが進行し、心身
機能が低下して要介護状態となりやすい。入院治療中の高齢患者に対するフレイル・
サルコペニア予防に関し、心身機能、QOL、在宅復帰を含めた包括リスク評価システム
を開発する。また、多職種連携を想定した介入プログラムを構築する。
【成果の活用】高齢者の急性期病院の入院関連機能障害(Hospitalization-AssociatedDisability: HAD)の発生予防に寄与することが期待される。
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