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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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ライフステージを通じた非感染性疾患予防につながる食習慣獲得への効果的な実装
手法を提案する。
【成果の活用】社会的健康格差が拡大するフィリピン都市域において、プログラムによ
り格差を補正する波及効果が期待される。
【課題名】セマンティックネットワークを応用した胸部単純 X 線画像読影オンライン
学習ツールの有用性に関する検討(令和6~9年度)
【概要】フィリピンのプライマリヘルスケア(PHC)レベルにおいて、医師と放射線技師
の胸部単純 X 線画像読影技術の向上のための「読影指南」(オンラインによる学習ツ
ール)の有用性を検証する。フィリピンにおける PHC レベルの医療機関に本システム
が導入され、定着することを目指す。
【成果の活用】PHC レベルの医師が胸部単純 X 線画像の的確な読影を実施できる体制が
構築される。またフィリピンでの呼吸器疾患のより正確な診断に寄与することが期待
できる。さらに他の途上国での読影技術向上のモデルとなることも期待できる。
【課題名】全自動 LAM 測定装置器(PATHFAST TB-LAM Ag)を用いた抗結核薬治療効果判
定法の有用性評価:ケニアでの臨床研究(令和6~9年度)
【概要】結核患者の治療効果をモニタリングするツールとして、PATHFAST-LAM の臨床的
有用性を HIV と結核が蔓延しているケニアで評価する。特に、痰を用いた PATHFASTLAM の臨床的有用性の評価を行うために増額する必要がある。
【成果の活用】PATHFAST-LAM を用いた迅速な結核治療効果判定法(TMT)の確立により、
結核患者の治療効果を早期に判定することが可能となる。これにより、耐性結核の早
期発見や適切な治療方針の決定の迅速化が可能となり、患者の治療成績の向上と医療
資源の効率的な活用に貢献する。また、PATHFAST-LAM の普及により、低・中所得国で
の結核治療モニタリングが標準化され、結核の世界的な蔓延抑制に寄与する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】低・中所得国の健康・医療改善に資する、医療機器・医療技術・医療システ
ム等の海外での活用に向けた実装・臨床研究(若手研究者支援策あり)
【概要】低・中所得国で課題となっている感染症や慢性疾患などの医療改善を目的とし
て、既に先進国等で有効性が実証されている医薬品等の低・中所得国の患者に対する
臨床研究や実装研究を行う。
【成果の活用】我が国の医薬品・医療機器・医療技術等が低・中所得国の医療サービス
の質や保健指標の改善に寄与できる。令和7年度に引き続き、若手研究者の参画を必
須とする取組を推進することによって、海外で活躍できる優れた若手研究者が育成さ
れることが期待できる。



参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2024】 (令和6年6月 21 日閣議決定)
第3章 中長期的に持続可能な経済社会の実現~「経済・財政新生計画」~
3.主要分野ごとの基本方針と重要課題
(3)公教育の再生・研究活動の推進 (研究の質を高める仕組みの構築)
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