【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (93 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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データ利活用・ライフコース PJ
研究事業名
免疫アレルギー疾患実用化研究事業
主管部局・課室名
AMED担当部・課名
健康・生活衛生局 がん・疾病対策課
データ利活用・ライフコース研究開発事業部
発課
なし
省内関係部局・課室名
当初予算額(千円)
Ⅰ
令和5年度
708,075
令和6年度
708,075
ライフコース研究開
令和7年度
667,493
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
免疫アレルギー疾患を有する患者は国民の半数以上に上り、増加傾向にある。しか
し、その病態は十分に解明されておらず、根治的な治療法も確立されていない。
免疫アレルギー疾患については、平成 26 年に「アレルギー疾患対策基本法」が成
立し、平成 29 年に「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」が策定され
た。また、免疫アレルギー疾患研究の総合的な推進を目指して、平成 31 年に発出さ
れた「免疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略」
(10 か年戦略)では、①免疫アレルギー
疾患の本態解明、②本領域研究の効果的な推進と評価に関する横断的な研究、③免疫
アレルギー疾患に特徴的であるライフステージ等の特性に注目した研究戦略が策定
された。産学官民の連携と患者の参画に基づいて、
「発症予防・重症化予防による QOL
改善」と「防ぎ得る死の根絶」のために、「疾患活動性や生活満足度の見える化」や
「病態の見える化に基づく層別化医療及び予防的・先制的医療の実現」を通じて、ラ
イフステージに応じて、安心して生活できる社会を構築することを目指している。10
年後を見据えた目標が設定されている。令和6年 11 月、10 か年戦略の中間評価が行
われ、今後推進すべき研究について策定されたため、これに基づいた研究を推進する。
【事業目標】
本事業は、厚生労働科学研究と連携しながら、10 か年戦略の中で特に戦略1「本態解
明」と戦略3「疾患特性」において必要な研究開発を推進する。具体的には、免疫アレ
ルギー疾患の病因・病態の解明等に関する研究や予防、診断及び治療法に関する質の高
い基礎的研究に立脚した「成果やシーズ」を着実に実用化プロセスに移行して、創薬、
医療技術、医療機器等の研究開発等を促進する。
【研究のスコープ】
本事業は、アレルギー疾患(気管支ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、
アレルギー性結膜炎、花粉症、食物アレルギー、その他アレルゲンに起因する人体に
有害な局所的又は全身的反応に関わる疾患)、免疫疾患(関節リウマチや皮膚・粘膜臓
器(腸管、気管、生殖器等)の異常に起因する疾患等)を対象とする。
【ライフコース研究】
<医薬品研究>
・重症/難治性/治療抵抗性免疫アレルギー疾患の治療薬の実用化に関する開発研究
新規薬事承認のための費用が巨額であること等のリスクなどにより、製薬会社の経
営判断により免疫アレルギー疾患治療薬の開発が不足する可能性が指摘されている。
新たな薬事承認を目指すリード物質の同定や非臨床又は臨床試験を支援し、予防、QOL
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