よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (121 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

プロジェクト(PJ)名

研究事業名

データ利活用・ライフコース PJ

「統合医療」に係る医療の質向上・科学的根拠収集
研究事業

主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名

医政局総務課
ゲノム・データ基盤事業部 医療技術研究開発課

当初予算額(千円)


令和5年度
112,515

令和6年度
107,515

令和7年度
101,353

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
「統合医療」とは、
「『統合医療』のあり方に関する検討会」
(平成 24 年3月設置)が
「これまでの議論の整理」(平成 25 年2月とりまとめ)において、「近代西洋医学を前
提として、これに相補・代替療法や伝統医学などを組み合わせてさらに QOL を向上させ
る医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」
と定義されている。
「統合医療」については、科学的根拠が十分でないものが含まれてい
るとの指摘もある。また、その療法が多種多様であるがゆえに、患者・国民や医療界に
おいて未だ共通認識が確立していない状況にある。これらの状況を踏まえ、これまで厚
生労働科学研究等において、実態の把握と新たな知見の創出が進められてきた。今後も
安全性・有効性等に関する科学的知見の集積を図り、必要な情報を広く発信し、患者・
国民及び医療従事者が各種療法を適切に選択できるようにすることが求められている。
【事業目標】
予防・診断・治療法等の選択肢の拡大、医療の質の向上を目指して、漢方、鍼灸及び
各種療法の安全性・有効性等に関する研究を推進し、科学的根拠に基づく「統合医療」
の展開に資する知見を創出することを目標とする。
【研究のスコープ】
・科学的根拠の収集
漢方、鍼灸及び各種療法に関する安全性・有効性等の科学的根拠を収集する。
・新たな科学的知見の創出
漢方、鍼灸及び各種療法に関する新たな科学的知見を創出し、バイオマーカー等の開
発などを推進する。また、質の高いエビデンスの構築に結びつく POC の取得を目指す。
・用語や規格等の標準化
用語・規格等の標準化を進め、科学的知見の創出に向けた基盤を整備する。
・実態把握や基盤整備に関する研究
「証」を活用した漢方等の有効性の分析・検証や、用語や規格の標準化、評価手法の
確立などにより、安全かつ適切な漢方の処方や東洋医学の活用を促進し、研究開発の
推進や臨床現場での分類・診断に活用できる基盤を整備する。
【期待されるアウトプット】(※)
<KPI>
・非臨床 POC の取得件数 3件
・臨床 POC の取得件数 2件
121