よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

プロジェクト(PJ)名

研究事業名

シーズ開発・基礎研究 PJ

地球規模保健課題解決推進のための研究事業(国際
課分)

主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名

大臣官房国際課
国際戦略推進部

当初予算額(千円)


国際戦略推進課

令和5年度
91,749

令和6年度
91,749

令和7年度
86,491

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
グローバルヘルス(国際保健)は、人々の健康に直接関わるだけでなく、国家の平和と
繁栄に影響を及ぼし、さらには、人類社会と地球との共存という観点からも国際社会の最
重要課題の一つである。我が国は、国際保健関連の政府方針・戦略を近年相次いで策定し、
令和元年の G20、令和5年の G7では議長国を務めた。また、厚生労働行政の更なる推進
のために国内戦略と国際戦略を連動させるべく、令和6年8月に厚生労働省国際保健ビジ
ョンを取りまとめた。同ビジョンでは、医薬品、医療機器及び医療技術等の開発を実現し、
国内のみならず諸外国の医療の向上への貢献を推進することも表明している。開発途上
国・新興国等におけるニーズを踏まえた医療技術等の実用化のための研究事業を実施する
ことが求められている。我が国の保健・医療・福祉の豊富な知見・経験を諸外国と共有し、
世界の人々の生活や安全に貢献し、さらにそれを我が国の安全、健康に繋げる好循環を確
立する。
【事業目標】
〇我が国の知見や技術を移転し、低・中所得国の保健医療分野の SDGs の実現に寄与する。
〇低・中所得国の健康・医療問題改善に資する、我が国発の医療機器・医療技術・医療シ
ステム等の海外での活用に向けた実装・臨床研究を推進する。
〇世界保健機関(WHO)等の国際機関等における規範設定や各国の保健医療施策の策定に資
する成果を創出する。
〇Global Alliance for Chronic Diseases (GACD)等の研究開発資金配分機関(FA)の国
際アライアンスを活用して国際共同研究を実施し、研究開発成果の価値の向上を図る。
〇海外での実装フェーズで活躍する若手の育成・確保に寄与する。
【研究のスコープ】
○対象国の臨床現場で導入・普及されていない医療機器・医療技術・医療システム等の有
効性、安全性、効率性等を評価するための実装・臨床研究
○開発した保健医療技術を対象国で普及するための事前調査・研究、及びそれらを実装す
るための研究
○エビデンスが証明された医療技術等を、リソースの限られた国でも導入できるよう最
適化を目指すための実証研究
【期待されるアウトプット】(※)
研究対象国における治験に至った件数(医師主導臨床試験届の提出件数、臨床性能試験の
申請件数):令和7年度末までに5件
71