【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案) (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
施策に関する基本計画の策定に取り組む。
【健康・医療戦略(第3期)】(令和7年2月 18 日閣議決定)
【14 頁 2.3-2 社会的課題の解決に資する研究開発の推進】
がんは我が国において死因の第1位であり、急速な高齢者人口の増加に伴う高齢のが
ん患者の増加により死亡者数は今後も更に増加すると想定されている。そこで、がん研
究全体として、長期的視点を持って研究成果を産み出すため、関係府省庁の連携のみな
らず、産学官が連携し、がん患者を含む全ての国民とともに、基礎研究、臨床研究、政
策研究のそれぞれを戦略的かつ一体的に推進する。
2
他の研究事業(厚生労働科学研究、AMED内、他省庁研究事業)との関係
・厚生労働科学研究(がん政策研究事業)
厚生労働科学研究費で実施する「がん政策研究事業」では、本事業での研究開発の成
果を国民に還元するため、がんに関する相談支援、情報提供の方策に関する研究、が
ん検診、がん医療提供体制の政策的な課題の抽出とその対応方針を決定するための研
究等を実施する。これにより本事業での研究成果を施策に反映する。
①がん予防、がん医療、がんとの共生それぞれにおける以下の項目等に係る政策課題の
把握と解決に資する研究
- がん予防における、新たな技術の導入や検証方法、がん検診受診状況の把握
- がん医療における、がんの特性、ライフステージ等に応じた医療提供体制の構築
- がんとの共生における、がん患者やその家族等の経済負担を含む心理・社会的な課
題の解決
②各分野の取組やがん対策全体の評価に資する研究
・AMED 内、他省庁研究事業
(文部科学省)次世代がん医療加速化研究事業
がんの生物学的な本態解明に迫る研究、がんゲノム情報など患者の臨床データに基づ
いた研究及びこれらの融合研究を推進することにより、がん医療の実用化に資する研究
を推進している。
(経済産業省)医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靱化事業
これまでにない画期的で新たな医療機器を社会実装し、健康寿命の延伸、医療従事者
の負担の軽減、医療費削減などの社会的な問題を解決することを目的に、先進的な医療
機器・システム等の開発を支援している。
(総務省)医療・介護・健康データ利活用基盤高度化事業(高度遠隔医療ネットワーク
実用化研究事業)
手術支援ロボットや高精細映像データ利活用内視鏡システムの遠隔手術支援への臨
床応用を実施し、
「遠隔手術ガイドライン」の精緻化を行うことにより、これら医療機器
の実用化を達成し、ひいては医療の質の向上及び医師の偏在等の課題解決に寄与するこ
とを目指す。
43