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令和5年版厚生労働白書 全体版 (87 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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第1部
図表 2-2-17

つながり・支え合いのある地域共生社会

学校や大人に助けてほしいこと、必要な支援(複数回答)
無回答



6.7
9.1
6.2
9.7
2.0
28.3

特にない

5.4
9.4
14.7
6.5
20.4
23.4

その他

わからない

2



1.3
1.6
0.7
0.0
6.1
2.5

50.9
45.8
39.7
45.2
36.7
26.2

8.1
5.3
6.5
19.4
0.0
10.2

※通信制高校生は「18 歳以下」と「19 歳以上」の合計。
資料:厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」(中学生・高校生
は 2020(令和2)年度、小学生・大学生は 2021(令和3)年度の調査結果)

福祉制度の概要と複雑化する課題

13.3
21.3
18.9
12.9
24.5
18.5

家庭への経済的な支援

16.3
17.3
12.9
20.4
28.3

学校の勉強や受験勉強など

15.2
19.4
17.9
22.6
42.9
26.2

学習のサポート

進路や就職など将来の相談に

のってほしい

6.5
2.5
3.6
3.2
4.1
2.5

自由に使える時間がほしい

自分が行っているお世話の一部を

3.0
3.4
2.6
3.2
8.2
7.4

代わってくれる人やサービスがほしい

1.9
2.2
3.3
6.5
8.2
5.9

自分が行っているお世話のすべてを

代わってくれる人やサービスがほしい

家族の病気や障がい、ケアのことなどに

4.6
3.1
2.9
3.2
14.3
10.6

ついてわかりやすく説明してほしい

家族のお世話について相談に

11.9
12.9
16.6
6.5
24.5
21.7

のってほしい

自分のいまの状況について

631
319
307
31
49
987

話を聞いてほしい

調査数(n=)

小学校 6 年生
中学 2 年生
全日制高校 2 年生
定時制高校 2 年生相当
通信制高校生
大学 3 年生

(%)

(ヤングケアラーの認知度向上に向けた取組みを進める)
また、ヤングケアラーの認知度は、
「聞いたことはない」が中高生では 8 割以上となっ
ている(図表 2-2-18)。文部科学省・厚生労働省(令和 5 年 4 月以降はこども家庭庁)で
は、2022(令和 4)年度からの 3 年間を「集中取組期間」として、認知度の向上に集中
的に取り組むこととしている。こども家庭庁のホームページでは、
「ヤングケアラー特設
サイト」を設けている。家族のケアやお手伝いをすること自体は親子間のコミュニケー
ションを促進したり、こどもが作業に責任感を持って取り組むことで自信をつけるきっか
けになるなど、こどもの育ちにとっても本来有意義なものである*24 が、過度な負担によ
り学業などに支障が生じたりこどもらしい生活を送れなかったりすることが課題であると
いう認識を社会全体で十分に育むことが大切となるだろう。
図表 2-2-18

ヤングケアラーの認知度
聞いたことはない

無回答

聞いたことはあるが、

よく知らない

聞いたことがあり、

内容も知っている

調査数(n=)

中学 2 年生

5,558

6.3

8.8

84.2

0.6

全日制高校 2 年生

7,407

5.7

6.9

86.8

0.6

定時制高校 2 年生相当

366

6.0

7.7

85.5

0.8

通信制高校生

446

8.1

7.8

83.9

0.2

大学 3 年生

9,679

46.5

15.1

38.4

-

(%)

※通信制高校生は「18 歳以下」と「19 歳以上」の合計
資料:厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」(中学生・高校生
は 2020(令和2)年度、小学生・大学生は 2021(令和3)年度の調査結果)
* 24 現行の学習指導要領「生きる力」小学校学習指導要領家庭科では、第 5・6 学年次に家庭生活と仕事について、次の事項を指導する
こととされている。
ア 家庭には自分や家族の生活を支える仕事があることが分かり、自分の分担する仕事ができること。
イ 生活時間の有効な使い方を工夫し、家族に協力すること。

令和 5 年版

厚生労働白書

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