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令和5年版厚生労働白書 全体版 (158 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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行方不明になった認知症の人が発
見された時にお互いのプライバシー

ットワーク
索システム
。
よる認知症
ムを実現し
ィネットリ
幌市。以下
を紹介する。

を保護しながら、発見者と認知症の人
のご家族を即時に電話でつなげる仕
みまもりあいステッカー(緊急連絡ステッ
組みである。
カー)
まず、登録会員に、行方不明となっ
行方不明になった認知症の人が発見された
時にお互いのプライバシーを保護しながら、
た場合の連絡先及び認知症の方の
,'
発見者と認知症の人のご家族を即時に電話で
(
桁)を記載した「みまもりあいス
つなげる仕組みである。
テッカー(緊急連絡ステッカー)」を交
まず、登録会員に、行方不明となった場合
付する。行方不明になった認知症の方
の連絡先及び認知症の方の ID(10 桁)を記
を発見した人が、ステッカーに記載さ
載した「みまもりあいステッカー(緊急連絡
れたフリーダイヤルに電話して
,' 番
ステッカー)
」を交付する。行方不明になっ



ともに、認知
た際に、早期

3



のきっかけ
「つながり・支え合い」のある地域共生社会の実現を目指して

布を落とし
は  億円 。
届けられる
助の気持ち
に、交番がそ
て機能して
1/ では、こ

ちを ,&7 で
いプロジェ
ている。
は、「みまも
絡ステッカ
アプリ(地域


年における

一層強めている。

く取組みを推進

(令和5)年  月時点において、
みまもりあいアプリ(地域共生支援ア
ことで、協力者が支え合っていることを実感

61/ の高原達
気持ちを ,&7 で

プリ)のダウンロード数は約
 万件
でき、互助の気持ちを一層強めている。

方のみならず、

5)年
1 月時点において、み
で2023(令和
あり、捜索
依頼
件数は1年で約
まもりあいアプリ(地域共生支援アプリ)の
 件であった。また、約  カ所の
ダウンロード数は約 170 万件であり、捜索
地方自治体が「みまもりあいプロジェ

多くの高齢者・
にも優しい地域
想いを語ってい

クト」に関する協定を結んでいる。



  
いプロジェクト」
に関する協定を結んでいる。



た、約 40 カ所の地方自治体が「みまもりあ

号を入力すると、認知症の方の家族の
た認知症の方を発見した人が、ステッカーに
記載されたフリーダイヤルに電話して ID 番
連絡先につながる。
号を入力すると、認知症の方の家族の連絡先
プライバシーに配慮し、発見者及び
につながる。
認知症の方の家族が電話番号を含む
プライバシーに配慮し、発見者及び認知症
個人情報を出すことなく通話可能と
の方の家族が電話番号を含む個人情報を出す
している。
ことなく通話可能としている。


みまもりあいアプリ

みまもりあいアプリ

みまもりから支え合いへ
みまもりから支え合いへ

61/ では、認知症に関する国内外の先行事
では、認知症に関する国内外の
SNL

例を日々調査及び研究し、国内関係機関や当
先行事例を日々調査及び研究し、国内
事者の方々に広く発信している。
さらに、みまもりあいアプリ(地域共生支
援アプリ)を活用し、認知症の方への見守り


みまもりあいステッカー(緊急連絡ステッカー)

みまもりあいステッカー 緊急連絡ステッカー 


みまもりあいアプリ(地域共生支援アプリ)

み「みまもりあいアプリ(地域共生支援アプ
まもりあいアプリ(地域共生支援ア


)
リ)
」は、行方不明になった認知症の方をでき
る限り早期に発見するためのアプリである。
「みまもりあいアプリ(地域共生支
あらかじめ、見守りに協力いただけるボラ
援アプリ)
」は、行方不明になった認知
ンティア(以下「協力者」という。
)にアプ
症の方をできる限り早期に発見する
リ(無料)をダウンロードしてもらう。



認知症の方が行方不明になった場合に、そ

警察庁 令和4年版警察白書
の家族や関係者が、半径 500m~20km ま


のみならず他の分野でさらなる取組みを実施
している。例えば、奈良県天理市では、みま
もりあいアプリ(地域共生支援アプリ)を発
展させ、認知症の方及び身体的虚弱に陥った
高齢者の方(介護保険サービスに至る前の制
度の狭間にいる高齢者の方)と地域ボラン
ティア団体等とをつなげる取り組みが行われ
ている。
また、認知症と診断された方は、今まで繋
がりを持っていた人との関係が途絶え、孤独
感を抱えることが多い。このため、認知症の
方が経験や悩み等を、音声 SNS を通じて他

での範囲で、アプリで捜索依頼を行う。する

の認知症の方や関係者に発信できる仕組みを

と、捜索範囲にいる協力者のスマートフォン

構築し、認知症の方が音声のコミュニケー

に、プッシュ型で捜索依頼が届く。

ションを通じて、当事者同士や支援者等との

協力者が行方不明者を発見したら、アプリ
を通じて認知症の方の家族へその旨の連絡を

つながりを育み、支え合っていく取組みを推
進している。

することができる。また、捜索依頼をした家

SNL の高原達也代表理事は、「互助の気持

族や関係者は、行方不明者が発見されたこと

ちを ICT でサポートし、認知症の方のみなら

を報告するボタンを押すと、協力者全員へ発

ず、地域の弱い立場にいる多くの高齢者・障

見及びお礼の連絡が届く。なお、協力者の個

がい者・こどもたちにも優しい地域社会を実

人情報の登録は必須ではない。

現したい」と想いを語っている。

発見時に協力者に対してお礼の連絡が来る

144

ションを通じて
等とのつながり

依頼件数は 1 年で約 7,000 件であった。ま

方及びその
らしていく

でも早く家
たい。」との

絡が来ることで、協力者が支え合って
いることを実感でき、互助の気持ちを

令和 5 年版

厚生労働白書