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令和5年版厚生労働白書 全体版 (138 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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項番24


ヤングケアラー同士が繋がる居場所づくり
(一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会)
り組む団体の事例、オンラインによる子育て交流・専門的な支援を実践している事例につ


他の当事者とのケア内容の相違など
いて紹介する。
ヤングケアラーが 家族だけでケアを
を考えながら確かめていった。自分の
抱え込まないようにするための活動
現状を他者と比較し、再認識すること

ヤングケアラー同士が繋がる居場所づくり
で、家族への想いや、自分の心の変化
(一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会)

コラム
一般社団法人ケアラーアクション




3

ネットワーク協会は、(平成 )
ヤングケアラーが家族だけでケアを抱え
年の設立以降、家族だけでケアを抱え
込まないようにするための活動
込まない社会作りを目指すため、ケア

一般社団法人ケアラーアクションネット
ラーを対象としたピアサポート活動、
ワーク協会は、2013(平成 25)年の設立
教材制作・人材育成事業、啓発事業な

「つながり・支え合い」のある地域共生社会の実現を目指して

以降、家族だけでケアを抱え込まない社会づ

どを行っている。

くりを目指すため、ケアラーを対象としたピ

に気づくなど、こども自身の表情も変
自分の現状を他者と比較し、再認識すること
わり、「みんなの意見が聞けて良かっ
で、家族への想いや、自分の心の変化に気づ
た」
「いい話が聞けたし、自分も話せた」

くなど、こども自身の表情も変わり、
「みん
などの声が聞かれた。

なの意見が聞けて良かった」
「いい話が聞け

このような、ヤングケアラー同士が

たし、自分も話せた」などの声が聞かれた。

交流し親睦を深め、情報を交換し合う

このような、ヤングケアラー同士が交流し

これらの事業は、中高生ヤングケア
アサポート活動、教材制作・人材育成事業、
ラーを対象に、オンライン上の語り合

機会は、当事者の孤立を防止し、さら
親睦を深め、情報を交換し合う機会は、当事
に新たな人生の選択肢を得るきっか

いの場「ほっと一息タイム」や、仲間
これらの事業は、中高生ヤングケアラーを
同士で共感し合ったり解決し合った
対象に、オンライン上の語り合いの場「ほっ
りする「探求プログラム」、レジャー施
と一息タイム」や、仲間同士で共感し合った

けとなっている。
肢を得るきっかけとなっている。

啓発事業などを行っている。

設やホームパーティーで交流を深め
り解決し合ったりする「探求プログラム」

レジャー施設やホームパーティーで交流を深
る「野外活動」などを通し、家族だけ

者の孤立を防止し、さらに新たな人生の選択





める「野外活動」などを通し、家族だけでケ
でケアを抱え込まず、ヤングケアラー




話をしながらでも自由に人生の選択ができる




アを抱え込まず、ヤングケアラーが家族の世
が家族の世話をしながらでも自由に

人生の選択ができることを目的とし

ことを目的としている。

ている。

ケアに必要なメンタルを育む「探求プロ
ケアに必要なメンタルを育む「探求プ
グラム」

グラム」
中学生と高校生を対象にした「探求プログ
中学生と高校生を対象にした「探求
ラム」は、世話や介助、気遣いなどのケアを

探求プログラムの概要

探求プログラムの概要
ヤングケアラー当事者を支える 周囲
の方に向けた研修や啓発活動
ヤングケアラー当事者を支える周囲の方
周囲の大人や学校の先生向けの研
に向けた研修や啓発活動
修のほか、大学生向けのメンター研修、
周囲の大人や学校の先生向けの研修のほ

プログラム」は、世話や介助、気遣い
必要としている家族に対応するために求めら

支援者向けのサポーター認定講座な
か、大学生向けのメンター研修、支援者向け

などのケアを必要としている家族に
れる柔軟なメンタルを育てるためのプログラ

ど、それぞれの対象に応じて異なった
のサポーター認定講座など、それぞれの対象

ムで毎月
1 回、全 6 回開催している。ケアと
対応するために求められる柔軟なメ

に応じて異なったコンテンツ内容の研修等を
コンテンツ内容の研修等を提供して

は何かという根本的なものから、自分の気持
ンタルを育てるためのプログラムで

提供している。
いる。

路についてなどを話し合う機会を提供し、何

公開により、ヤングケアラーはかわいそうな

度でも受講が可能である。

存在ではないことや、家族をケアしながら自

ちとの向き合い方、先輩ケアラーと将来の進
毎月1回、全6回開催している。ケア

とは何かという根本的なものから、自

また、短編映画「陽菜のせかい」の制作・
また、短編映画「陽菜のせかい」の

制作・公開により、ヤングケアラーは

分の気持ちとの向き合い方、先輩ケア
かわいそうな存在ではないことや、家
例えば、ある回において「どんなケアをし
分の人生を選択できる社会づくりの啓発に努
ラーと将来の進路についてなどを話
族をケアしながら自分の人生を選択
ているの?」をテーマに、ヤングケアラー同
めている。
し合う機会を提供し、何度でも受講が
できる社会づくりの啓発に努めてい
士が、普段のケア内容、他の当事者とのケア (参考リンク先)
可能である。
る。
内容の相違などを考えながら確かめていった。
https://canjpn.jimdofree.com/
 例えば、ある回において「どんなケ
アをしているの?」をテーマに、ヤン
グケアラー同士が、普段のケア内容、

124

令和 5 年版

厚生労働白書

(参考リンク先)

KWWSVFDQMSQMLPGRIUHHFRP