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令和5年版厚生労働白書 全体版 (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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こでの経験が糧となり、就労移行支援
高齢者や単身者、子育てしている人が
の就職率は %、就労定着率  年以
集まる場所がないことがわかり、平成
上 も %となっている。  
26年多機能型の事業所(就労継続支

障害者にとってピアサポーターとの
出会いは、専門職による支援では得が


たい安心感や自己肯定感を得られる

(ピアサポーターと利用者の懇談)
援A型・B型・生活介護)でカフェを
レストラン、町役場、図書館等で実
機会となっている。
開業した。市民によるカルチャー教室、
習している姿は、町民にとっては「い 
カフェを開業した。市民によるカルチャー教
室、コンサート、心を語る会、特別支援学校
コンサート、心を語る会、特別支援学
地域づくりのためのネットワーク
つもの風景」となっている。


の親の会等々。人と人がつながり、まちが元
校の親の会等々。人と人がつながり、
まち全体が元気になる

「じりつ」の相談支援は、近隣の4

気になる広場ができた。
まちが元気になる広場ができた。
地域のニーズを把握していくと中

事業所と協定を結び複数事業所で協

高齢者や単身者、子育てしている人が
26年多機能型の事業所(就労継続支

働運営を行っている。また、埼葛北地
区3市2町の基幹相談支援センター

を
と地域生活支援拠点等は、
「じりつ」

援A型・B型・生活介護)でカフェを

(ピアサポーターと利用者の懇談)
(ピアサポーターと利用者の懇談)
含む3つの社会福祉法人で共同体(J



2

集まる場所がないことがわかり、平成

福祉制度の概要と複雑化する課題


開業した。市民によるカルチャー教室、 V方式)を組織して運営している。

地域づくりのためのネットワーク
コンサート、心を語る会、特別支援学
地基幹相談支援センターと行政はタ
域づくりのためのネットワーク
「じりつ」の相談支援は、近隣の 4 事業所
ッグを組み、個別支援会議から抽出し
校の親の会等々。人と人がつながり、
「じりつ」の相談支援は、近隣の4

と協定を結び複数事業所で協働運営を行って

域移行支援は地域の課題
た課題と障害福祉計画にある課題(体
まちが元気になる広場ができた。
事業所と協定を結び複数事業所で協
いる。また、埼葛北地区 3 市 2 町の基幹相談
「じりつ」は長期入院者の地域移行支
制整備等)を統合して協議会を運営し
働運営を行っている。また、埼葛北地
支援センターと地域生活支援拠点等は、
「じ
地域移行支援は地域の課題
区3市2町の基幹相談支援センター
りつ」を含む 3 つの社会福祉法人で共同体
「じりつ」は長期入院者の地域移行支援を行
い、100 人を越える人が退院した。グループ

と地域生活支援拠点等は、
「じりつ」を
(JV
方式)を組織して運営している。

ホームを経由して一人暮らしを始める人も多

含む3つの社会福祉法人で共同体(J
基幹相談支援センターと行政はタッグを組

く、毎年複数人が地域生活に移行している。

V方式)を組織して運営している。 
み、個別支援会議から抽出した課題と障害福

現在は、児童養護施設退所者や社会的な支援

基幹相談支援センターと行政はタ
祉計画にある課題(体制整備等)を統合して

が必要な18 歳から25 歳前後の利用者のニー


協議会を運営している。
ッグを組み、個別支援会議から抽出し

ズが増えている。グループホームを新設する
地域移行支援は地域の課題

精神障害にも対応した地域包括ケアシステ
た課題と障害福祉計画にある課題(体

ため近隣に挨拶に行くと「駅前のじりつさん
「じりつ」は長期入院者の地域移行支

ムの協議の場では、保健・医療を起点とした
制整備等)を統合して協議会を運営し

でしょ。わざわざありがとう」と言われている。

基盤整備、福祉を起点とした基盤整備を行う

ピアサポーターはロールモデル

「じりつ」では、3 人の障害者がピアサポー

ために、事務局会議(保健所・医療機関・基
幹相談支援センター等)では、統合した地域
づくりのための戦略を立てている。

ターとして雇用されている。障害者にとって

このように「じりつ」の実践は、障害のあ

ピアサポーターとの出会いは、専門職による

る人の暮らしを支援する公的制度、福祉サー

支援では得がたい安心感や自己肯定感を得ら

ビスを十分に活用しながら、障害者の参加の

れる機会となっている。

もと、ミクロ、メゾ、マクロレベルで地域共
生社会づくりに寄与している事例である。

3 児童福祉

(1)児童福祉の沿革

(戦後すぐの児童福祉は、戦災孤児などへの援護が最優先だった)
昭和 20 年代の児童福祉は、戦災で親や家をなくした孤児や浮浪児の保護が緊急の課題
であり、終戦直後の 1946(昭和 21)年 10 月に、厚生省に児童局が設置され、戦災孤児
等の緊急援護が実施された。また、翌 1947(昭和 22)年 12 月には、児童福祉施策の基
本法である「児童福祉法」
(昭和 22 年法律第 164 号)が制定された。
(昭和 30 年代以降、保育所の整備が進んでいった)
昭和 30 年代には、工業化に伴う都市への人口集中が進む中で、都会におけるこどもの

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令和 5 年版

厚生労働白書