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令和5年版厚生労働白書 全体版 (135 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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部
第1

つながり・支え合いのある地域共生社会 ポー

 みんなが安心して居られる場

気軽に触れあい、子育てに関する経験や知識

ゴミ

ひきこもり状態の者、ひとり親の者、 ウト

と橋渡しを行い、地域の課題を解決する新た

薬物依存症等の精神疾患を抱えてい
なプラットフォームを創る取組みも推進して

プワ

いる。
その他、イラストレーター、Web デザイ る者などは、周りの人々に本音を語り

プロ

を共有できる場を創っている。
ナー、料理研究家などフリーランスとして独

代表取締役は、「多世代多様な住民がまち

づらいケースがある。
づくりに参加し、自分たちの手で実感値を

で自

らう

住民創発で明るい未来を創りたい

もって自分の暮らしや地域をよくしていくこ
バザールカフェは、カフェの概念を

とは、幸福感につながると期待している。実
拡げて、様々な事情を抱える人のみな

信を

machimin で培った地域の住民とのつなが

はあなたの『好き』『得意』『やってみたい』

医療サービスに関する開発を進めている企業 い、
交流できる場である。同時に、様々

コラム

会を提供している。口コミを中心に多
みんなが出会えるきっかけを創りたい(バザールカフェ)
くの人が集まるようになった。

ここでは、バザールカフェ(京都府京都

談機
また

ザー

バザールカフェでは、
「様々な現実に生き
ている人々がありのままで受け入れられ、そ

もあ

れぞれの価値観が尊重され、社会の中で共に

機関
所と

生きる存在であることが相互に確認される場
を創りたい」という多くの関係者及びボラン
ティアの想いの下、1998(平成 10)年か

こと

ら今日に至るまで誰もが安心して居られる場

みんなが安心して居られる場

機関
相談

を抱

市)の事例を紹介する。

創りをしている。

る。


「つながり・支え合い」のある地域共生社会の実現を目指して

な理由で就労が難しい方に対して、カ
フェの調理や皿洗いなどの就労の機

3



から始まると伝えたい」と熱く語る。
りを活かし、地域の住民が真に求める健康・ らずそうでない人も含む誰もが出会



立・創業する人も後を絶たない。



誰もが出会い、交流できる場



る場

誰もが出会い、交流できる場

カフェであるため、お客さんとして
カフェであるため、お客さんとして気軽に入



症等の精神疾患を抱えている方などは、周り 気軽に入れ、美味しいお茶や多国籍料
れ、美味しいコーヒーや多国籍料理を味わい、

理を味わい、共通の話題を通じて触れ

を持


て、様々な事情を抱える人のみならずそうで 合い、打ち解けて相談や悩みを話せる
の良さが感じられる雰囲気の中では、面談室

態に

ひきこもり状態の方、ひとり親の方、依存

の人々に本音を語りづらいケースがある。
バザールカフェは、カフェの概念を拡げ

共通の話題を通じて触れ合い、打ち解けて相
談や悩みを話せる場創りを推進している。心地

ない人も含む誰もが出会い、交流できる場で

や相談室などで話すのとは異なり、緊張がほぐ

ある。同時に、様々な理由で就労が難しい方

れ、リラックスしながら自分の気持ちについて

に対して、カフェの調理や皿洗いなどの就労

話すことができる効果もあると考えている。

の機会を提供している。口コミを中心に多く
の人が集まるようになった。

実際に、カフェを訪れた人から悩みの相談
があった場合には、精神保健福祉士などの専
門職やボランティア等が困りごとの解決に向
けて、各自の知識及び経験等を活用しながら
考え、サポートしている。また、相談を端緒
に、ゴミ屋敷をきれいにするといったアウト
リーチを行うこともある。グループワークを
開催し、
「自分自身を語る」プログラムの中で
は、安心できる空間で自らについて語り、他

令和 5 年版

厚生労働白書

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