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令和5年版厚生労働白書 全体版 (444 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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11 章 行政体制の整備・情報政策の推進

第1節

統計改革等の推進

厚生労働省においては、2019(令和元)年に「厚生労働省統計改革ビジョン 2019*1」
及び「厚生労働省統計改革ビジョン 2019

工程表*2」を策定し、統計改革を進めてきた。

2022(令和 4)年には、同工程表を統計委員会から建議された「公的統計の総合的な品
質向上に向けて*3」の内容も踏まえた「厚生労働省統計改革工程表*4」に改め、引き続き
①統計の品質保証を推進する「ガイドラインの作成と PDCA サイクルの着実な実施」
②業務の正確性の確保及び省力化・効率化を推進する「情報システムの適正化」
③ガバナンスの強化や計画的な人材育成を行う「組織改革・研修の拡充等」
④データの一層の有効活用に向けた「データの利活用・一元的な保存の推進」
⑤ 証 拠 に 基 づ く 政 策 立 案(EBPM: Evidence Based Policy Making) を 推 進 す る
「EBPM の実践を通じた統計の利活用の促進」
を 5 つの柱として位置づけ、統計改革の取組みを進めている。
この 5 つの柱に関する 2022 年度の主な取組みは、以下のとおりである。
①調査計画やマニュアルに基づいて業務を遂行する体制整備を進めるため、統計調査ごと
の既存マニュアルの整備状況を確認するとともに、PDCA サイクルに基づき調査計画
の履行状況を点検・評価し、必要な改善措置を実施した。
②基幹システムとしての位置づけを有する統計処理システムについて、次期システムへの
更改に向けて、要件定義作成の準備を進めた。また、毎月勤労統計調査の集計プログラ
行政体制の整備・情報政策の推進

ムは、COBOL から汎用性が高く容易に改修等が可能な C ++に移行するために、各々
のプログラムによるシステムの並行稼働を実施した。
③統計ガバナンスの強化や統計改革の背景にある不適切事案を風化させないため、人材育
成基本方針に基づく研修(全職員向け、統計所管課室長向け、幹部職員向け等)を実施
した。
④調査票情報の利用に関するリーフレットを作成し厚生労働省 HP へ掲載するとともに、
独立行政法人統計センターが管理するオンサイト施設へ新たな統計データを登録するな
ど、データの利活用に関する促進策を実施した。

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による「EBPM の推進に係る若手・中堅プロジェクトチーム」において、「生活困窮者





⑤ EBPM の実践において、「厚生労働省の EBPM 推進に係る有識者検証会」の検証結果等
を踏まえ、予算プロセスと EBPM の一体的な取組みを実施した。また、省内有志職員
自立支援制度の効果検証」

「同一労働同一賃金の効果検証」について分析レポート*5 を
作成し公表した。
*1
*2
*3
*4
*5

430

「厚生労働省統計改革ビジョン 2019」https://www.mhlw.go.jp/stf/toukei/goriyou/chousahyo_00007.html
「厚生労働省統計改革ビジョン 2019 工程表」https://www.mhlw.go.jp/stf/toukei/goriyou/chousahyo_00007.html
「公的統計の総合的な品質向上に向けて」https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/singi/toukei/report/index.html
「厚生労働省統計改革工程表」https://www.mhlw.go.jp/stf/toukei/goriyou/chousahyo_00007.html
「EBPM の 推 進 に 係 る 若 手・ 中 堅 プ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム 」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/
jyouhouseisaku/toukei-data_madoguchi_00007.html

令和 5 年版

厚生労働白書