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令和5年版厚生労働白書 全体版 (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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図表 1-3-5

コロナ禍におけるコミュニケーションの変化

1



増えた
0%

社会保障を取り巻く環境と人々の意識の変化

人と直接会って
コミュニケーション
をとること

令和 4 年

(11,218)

20%

変わらない

減った

40%

60%

無回答
80%

100%

27.4

69.2

1.1

30.0

67.6

1.4

2.3
令和 3 年

(11,867)
1.0

人と直接会わずに
コミュニケーション
をとること

令和 4 年

(11,218)

25.5

55.9

15.4

3.1

令和 3 年

(11,867)

24.7

59.3

13.3

2.7

資料:内閣官房「人々のつながりに関する基礎調査」
(2021 年・2022 年)

(男性は 50 歳代、女性は 20 歳代や 30 歳代の若年層で孤独を強く感じている者の割合が
高い)
日本においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が長期化することによ
り、孤独・孤立の問題がより一層深刻な社会問題となっていることを受けて、2021(令
和 3)年 2 月に孤独・孤立対策担当大臣が指名され、政府一丸となって孤独・孤立対策に
取り組むことになり、2021 年及び 2022(令和 4)年には、孤独・孤立の実態把握に関す
る「人々のつながりに関する基礎調査」を実施した。
2022 年の調査結果を前年と比較すると、直接質問*5 では孤独感が「時々ある」、「たま
にある」及び「ほとんどない」と回答した者の割合が拡大し、
「決してない」と回答した
者の割合が縮小している。間接質問*5 では、孤独感スコア(最低点 3 点~最高点 12 点)
が「10~12 点(常にある)
」及び「7~9 点(時々ある)
」の者の割合が拡大し、
「3 点(決
してない)」の者の割合が縮小している(図表 1-3-6)。年代・性別でみると、直接質問で
「しばしばある・常にある」と回答した者の割合は、男性が 50 歳代、女性は 30 歳代で高
くなっている。また、間接質問で孤独感スコアが「10~12 点」の者の割合は、男性では
30 歳代、女性では 20 歳代で高くなっている(図表 1-3-7、図表 1-3-8)。

*5

28

令和 5 年版

この調査では、孤独という主観的な感情をより的確に把握するため、直接質問と間接質問の 2 種類の質問により孤独感を把握している。
直接質問は、
「あなたはどの程度、孤独であると感じることがありますか」という質問である。間接質問は、カリフォルニア大学ロサン
ゼルス校(UCLA)のラッセルが考案した「UCLA 孤独感尺度」の日本語版の 3 項目短縮版に基づくもので、設問に「孤独」という言葉
を使用せずに孤独感を把握するもの。

厚生労働白書