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【参考資料2】電子カルテ情報共有サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書v2.1.0(案) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73755.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第33回 6/26)《厚生労働省》
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3.2 FHIR 形式で記述するデータの特徴
FHIR では、共有したい医療情報を複数の階層で構成要素に分解し、それらを明確に関連付ける
ことにより、電子カルテ等の複雑な情報を機械的に解釈可能な形式で表現することができます。以
下に主要な構成要素の役割と関係を示します。
表 4.FHIR データのおおまかな構成群
構成要素
Bundle

説明
共有する情報全体の入れ物


「Bundle」は、FHIR における情報の送受信単位であり、複数のリソースをま
とめて一つの集合として管理します。診療情報提供書や退院時サマリーなど
の「文書型データ」はもちろん、複数の Observation(検査結果)や
Condition(傷病名)などの臨床情報データ群も、Bundle としてまとめてやり
取りします。

Composition

文書の目次と構成情報


「Composition」は、文書全体の目次構造と記述内容の骨格を定義します。文
書の作成日時、作成者、対象患者、タイトル、各セクションの構成(例:主
訴、現病歴、検査結果、処方内容など)を明示し、文書としての一貫性を担
保します。Composition が Bundle の中心的リソースとなり、他のリソースを
参照することで文書全体を構成します。

Resource

情報の最小構成単位


FHIR では、Patient(患者)や Condition(傷病名情報)
、Observation(検査
結果)などの情報をそれぞれ「Resource」として定義します。Resource は構
造化された情報の最小単位であり、各要素にはデータ型、制約条件、用語体
系(CodeSystem/ValueSet)などが定義されています。これにより、異なる
システム間でも共通の意味をもって情報を交換できるようになります。

Reference

リソース間の関連付け(参照関係)


FHIR では、Resource 同士の関係を「Reference」により明示的に結び付けま
す。たとえば、Composition(文書)が Patient(患者)や Encounter(受診
情報)、Observation(検査結果)を参照する場合、それぞれを Reference 要素
で紐づけます。これにより、個々のリソースが独立していても、参照関係に
よって文書全体としての一貫した意味構造を形成します。

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