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【参考資料2】電子カルテ情報共有サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書v2.1.0(案) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73755.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第33回 6/26)《厚生労働省》
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3. HL7 FHIR の概要と適用方針
3.1 FHIR による標準化の意義
わが国の医療情報のやり取りは、依然として紙媒体による運用が多くを占めています。紙でのや
り取りには、記載できる内容や情報量に一定の制約があり、受け手側が十分に情報を活用しにくい
場合があります。このことが、診療連携の円滑な実施や業務の効率化を進めるうえでの課題の一つ
となっています。
一方で、電子カルテなどの医療情報システムが普及し、電子的にデータを交換できる環境が整い
つつあります。この状況を踏まえ、送信側が保有する元データをできるだけ加工せずに提供し、受
信側が必要に応じて抽出・分析・可視化できる仕組みの整備が求められています。
その実現には、データ形式を統一し、異なるシステム間で同一のルールに基づいてやり取りできる
標準仕様の導入が不可欠です。
HL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)は、こうした要請に応える国際的な標準
規格であり、医療情報の構造(データの記述方法)および交換の仕組み(通信方式)を定義するも
のです。
FHIR による標準化は、単なるデータ形式の統一ではなく、医療情報の質と量を最大化し、受け
手主導の活用を促進する仕組みです。これにより、医療の安全性・効率性の向上と、国民が自らの
健康情報を主体的に活用できる社会の実現が期待されます。
また、システムベンダにとっても、オープンソースの FHIR 関連資産を活用することで、低コス
トかつ高品質な開発が可能となり、継続的な改善と全国的な相互運用性の確保が容易になります。

図 2.FHIR によって実現する、”見つけやすい”医療情報構造の概念イメージ

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