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会議資料 (317 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
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(公知申請への該当性に係る企業見解の様式)
要望番号;IV-145
56 例中 42 例(75%)の患者は、難治性の感染症や自己免疫疾患を合併するハイリスク
例であった。
25 例(45%)は思春期および若年成人(14~39 歳)であった。
生着までの期間の中央値は、好中球で 19 日(IQR16-22)、血小板では 21 日(IQR16-25)
であった。
追跡期間中央値 21 カ月(IQR13-35)で、OS は 93%(52/56 例)、EFS は 89%(50/56
例)であった。
2 年 OS は 96%(95%CI 86.46~99.09)、EFS は 91%(79.78~96.17)、生着不全は 5%
(3/56 例)の患者に発生した。
グレードⅢ~Ⅳの急性 GVHD の累積発生率は 4%(2/56 例)
、慢性 GVHD の発生率は
7%(4/56 例)であった。
安定した(90%以上)骨髄系細胞のドナーキメリズムが生存患者 52 例(93%)で確認
された。
CGD のハイリスク患者に対して、この強度を減弱した前処置は安全で効果的であるこ
とが確認された。
移植関連の有害事象として、前処置中の SIRS が 1/21 例(5%)、CMV ウイルス血症が
1/21 例(5%)、一過性赤血球無形成が 1/21 例(5%)、一過性腎機能障害が 1/21 例(5%)、
BK ウイルス性膀胱炎が 1/21 例(5%)、
肺感染症・EB ウイルス再活性化が 1/21 例(5%)、
胆嚢炎が 1/21 例(5%)
、ロタウイルス感染症が 1/21 例(5%)、腎機能障害、シクロス
ポリン早期中止が 1/21 例(5%)認められた。また、移植関連死亡率は 4/56 例(7%)
であった。
急性 GVHD(Grade 2〜4)は 6/56 例(11%)に発症し、グレード 3〜4 は 2/56 例(4%)
に発症した。また、慢性 GVHD は 1/49 例(2%)で認められ、移植後 187 日目に致死
的な閉塞性細気管支炎を発症した。
17) Felber M, et al. Targeted busulfan-based reduced-intensity conditioning and HLA-matched
HSCT cure hemophagocytic lymphohistiocytosis. Blood Adv.2020;4:1998–2010. 20)
血球貪食性リンパ組織球症(HLH)に対する、RIC の有効性を検討した臨床研究である。
前処置は Bu + Flu + alemtuzumab (非血縁ドナー) or 抗胸腺グロブリン(血縁ドナー)を用
いた。
フルダラビン(IV)の用法用量:
通常の場合:30 mg/m²を静脈内投与
体重 9kg 未満の乳児の場合:1.2 mg/kg を 1 回量として投与
投与期間:移植前 8 日目から 3 日目まで(d-8 から d-3)
評価項目は、毒性、生着率、GVHD、血球サブタイプのドナーキメリズム、および全生
存期間であった。
7 施設から 25 例の患者(年齢中央値:0.68 歳)が参加した。

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