会議資料 (174 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》 |
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っている結核と定義〕に優先的に使用すべき薬として、感受性が確認されている
場合、LVFX、BDQ の 2 剤を基本的な薬剤として、ついで LZD、EB、PZA、DLM、
CFZ、及び CS の 6 剤を含めた 8 剤のなかから 5 剤を用いて菌陰性化後の 18 ヵ月
治療をすることを原則とする(日本結核・非結核性抗酸菌症学会治療委員会.
本
邦での多剤耐性結核治療に対する考え方.結核 2020;95:79-84)。
治療薬選択のためには薬剤感受性が極めて重要であり、可能な限り感受性検査を
施行する必要があり、特に使用頻度の低い薬剤に関しては信頼のおける検査施設
と連携を取る必要がある。また本邦では使用されていないが、近年では WHO か
ら新しい治療法として BDQ、プレトマニド、LZD の 3 剤もしくは MFLX を加え
た 4 剤での 6 ヵ月治療が推奨されている(Nyang’wa B et al., N Engl J Med
2022;387:2331-2343)。
このほか、LVFX を使用する場合として、
「総論 4
結核の治療」には、以下が記載
されている。
「6 標準治療が行えないとき(活動性結核)」
a.INH が使用できず RFP 投与可能の場合
1)PZA が投与可能な場合
RFP・PZA の 2 剤に SM(又は KM 又は EVM)、EB、LVFX のなかから使用
できる 2 剤以上を選び合計 4~5 剤を使用する。ただし、SM(又は KM 又は
EVM)の投与は最大 6 ヵ月間とする。
2)PZA が投与できない場合
RFP に SM(又は KM 又は EVM)、EB、LVFX の 4 剤で 6 ヵ月、その後 RFP・
EB の 2 剤で治療する。ただし、SM(又は KM 又は EVM)の投与は最大 6 ヵ
月間とする。
b.RFP が使用できない場合の治療法(INH は使用できる場合)
1)PZA が投与可能な場合
INH・PZA の 2 剤に SM(又は KM 又は EVM)、EB、LVFX のうちから 2 剤
以上を選択し、合計 4~5 剤を 6 ヵ月以上使用する。その後 INH、EB、LVFX
のなかの 2~3 剤で治療する。
2)PZA が投与できない場合
INH、SM(又は KM 又は EVM)・EB、LVFX の 4 剤で 6 ヵ月まで継続し、
その後 INH、EB、LVFX の 3 剤で治療する。
6.本邦での開発状況(経緯)及び使用実態について
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