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会議資料 (145 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
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要望番号;IV-203

FQ の選択に関しては、MDR/RR-TB の治療において LVFX 及び MFLX は同
等の有効性が示されているため、いずれも 9 ヵ月全経口レジメンで使用可
能である。LVFX は服用量が多いが、MFLX は高い QT 間隔延長リスクを伴
うため、LVFX が好まれることが多い。9 ヵ月全経口レジメンで治療を受け
た患者において、臨床的に有意な重度の QT 間隔延長の発現は比較的まれ
である。しかしながら、心毒性の他の危険因子を有する個々の患者に適切
なレジメンを決定する際には、より短期のレジメンで QT 延長作用を有す
る他剤(BDQ、CFZ)を併用した場合の相加作用を考慮する必要がある。
5.2 The modified 9-month regimens for MDR/RR-TB
3 つのレジメンはすべて高い有効性を示し、104 週目の治療結果は、BLMZ
で患者の 89%(95%CI:82~94)、BLLfxCZ で 89%(95%CI:81~94)、BDLLfxZ
で 85%(78~91%)で良好な結果であった。修正 9 ヵ月レジメンでは、BLMZ
は BLLfxCZ よりも、BLLfxCZ は BDLLfxZ よりも推奨される。WHOGDG は、有効性、必要な資源、費用対効果、公平性、受容性、実現可能性
という 6 つの決定基準のバランスに基づいた 3 レジメンの多角的な比較と
共に、全エビデンスの評価及び個別レジメンへの判断に基づき、3 つの推奨
レジメンのランキングを作成した。ランキングの根拠は、次のように要約
される。
BLMZはBLLfxCZ及びBDLLfxZよりも好ましい。


BLMZは、BLLfxCZとBDLLfxZのいずれと比較しても、健康へ
の影響のバランスの点で好ましいとみられる。



BLMZはコストと服薬の負担が最も低く、他のすべての決定基
準でも好ましい、あるいは同等とみられた。



したがって、BLMZは3レジメンで最も好ましいとみなされた。

(BLLfxCZ と BDLLfxZ の比較に関する記載は省略)
5.2.2 Composition, dosing and duration of the regimen

6. Treatment of drug-resistant TB using longer regimens
6.2.1 Choice of components for the longer MDR-TB regimens
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