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会議資料 (288 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
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要望番号;IV-144
るレジメンが各種の悪性腫瘍に使用されている記述がある。
また、Flu 90~150 mg/m2 及び Cy 900~2000 mg/m2 に rituximab または 90Y ibritumomab
tiuxetan を加えたレジメンが低悪性度リンパ腫に有効であったことが記載されている。
MMF: Mycophenolate mofetil
2) Robert T. Means, Jr et al. Wintrobe's Clinical Hematology 15th Edition: Wolters Kluwer; 2023.
p.2297-334. 34)
Part 8: Hematopoietic Cell Therapy
Chapter 104: Hematopoietic Cell Transplantation
移植の適応:一般的な移植の適応が記載されており、同種移植(Allogeneic)について
は以下の記載がされている。
非悪性疾患として:重症免疫不全症候群、重症再生不良性貧血、ヘモグロビン異常
症、酵素異常症
悪性疾患として:急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、骨髄異形成症候群、慢
性骨髄性白血病、骨髄増殖性疾患、慢性リンパ性白血病、非ホジキンリンパ腫、ホ
ジキンリンパ腫、多発性骨髄腫
また、悪性疾患に対する前処置は次の記載がある。
強度減弱前処置(Reduced Intensity Conditioning)レジメンとして:Flu 150mg/m2 +Mel
100mg、Flu 90mg/m2 + TBI 1400 cGy
骨髄非破壊的(Nonmyeloablative)レジメンとして:フルダラビン 90mg/m2 + 全身
放射線照射
Chapter 105: Hematopoietic Cell Transplantation for Nonmalignant Disorders
原発性免疫不全症、ファンコニ貧血およびサラセミア(鎌状赤血球症)に対するフルダ
ラビンをベースとした他の薬剤等を組み合わせたレジメンの治療成績が記載されてい
る。
3) Bensinger WI. High-dose Preparatory Regimens. In: Forman SJ, Negrin RS, Antin JH,
Appelbaum FR, editors. Thomas' hematopoietic cell transplantation: stem cell transplantation. 1:
John Wiley & Sons; 2015. p. 223-31. 35)
プリンアナログのフルダラビンは、免疫抑制作用が強く生着を促進できるため、NMA
で頻用される。
最近では、毒性軽減のため、シクロホスファミドの代わりにフルダラビンをブスルファ
ンと併用する MAC が開発された。
フルダラビンと骨髄非破壊用量のメルファランの組み合わせも、移植前治療として使用
される。
<日本における教科書等>

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