会議資料 (126 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》 |
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結論:本 IPD メタアナリシスにおいて、MDR-TB 治療の成功率と生存率の改善
と、特定の FQ、TH 又はプロチオナミドの使用、及び有効薬剤数の増加との関
連が示された。しかしながら、MDR-TB 治療の最適化には、無作為化試験の実
施が急がれる。
③Lan Z et al. Drug-associated adverse events in the treatment of multidrugresistant tuberculosis: an individual patient data meta-analysis. Lancet
Respir Med 2020;8:383-394(企業文献 24)
WHO consolidated guidelines on tuberculosis(2025)の引用文献番号:Chapter 2 の 80
WHO operational handbook on tuberculosis(2025)の引用文献番号:Chapter 2 の 26
背景:MDR-TB 治療には、複数の second-line 薬剤を組み合わせた長期治療が必
要である。これら薬剤は、難聴などの重篤な病状を引き起こしうる多くの有害
事象と関連しており、死に至ることもある。様々な抗結核薬に伴う有害事象
(AE)の絶対的及び相対的発現頻度を推定し、最適な治療レジメンを選択する
上で、臨床医にとって有用な情報と結核プログラムを提供することを目的とし
て本研究を行った。
方法:抗結核薬の投与中止に至った有害事象を報告した研究から得られた IPD を
用いてメタアナリシスを行った。MDR-TB の治療とアウトカムに関して先行
実施したメタアナリシスのために構築したデータベースを使用した。当該メタ
アナリシスでは、2009 年 1 月 1 日から 2015 年 8 月 31 日(2016 年 4 月 15 日
更新)の公表論文に対するシステマティックレビューを行い、著者に個別症例
レベルの情報を求めた。また、本メタアナリシスでは、2018 年の WHO の公
募に応えて個別症例レベルのデータを提供する研究も検討した。頻度に対する
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