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会議資料 (139 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
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要望番号;IV-203

性) による薬剤耐性菌の選択の両方によって、この重大な問題が発生す
る。多剤耐性結核(MDR-TB)は、少なくとも RFP と INH への耐性があ
ることと定義される。70 ヵ国以上で報告されている超多剤耐性結核
(XDR-TB)は、多剤耐性に加えて FQ と少なくとも 1 剤の second-line 注
射薬(カプレオマイシン、AMK 又は KM)に耐性があることと定義され
る。DR-TB の患者は、治療計画が複雑で死亡に至るリスクが高いため、
結核専門医が管理する必要がある。
Treatment of active tuberculosis
Antituberculosis drug
抗結核薬は first-line と second-line に分類される。first-line の薬剤は
広く入手可能で、結核の治療に日常的に使用されているが、secondline の薬剤は一般に効力が低く、毒性が高く、入手しにくい。例外と
して、MFLX や LVFX 等の新規 FQ は、M.tuberculosis に対する優れ
た活性がある。しかしながら、標準治療への MFLX の追加による、
結核治療期間の短縮は示されていない。second-line の薬剤は、DR-TB
の治療に使用される。
Treatment of multidrug-resistant tuberculosis
DR-TB 患者は、結核の専門医によって管理されるべきである。MDRTB に対して効果的な治療を行い、治癒を図るためには、first-line よ
りも効果が低い、毒性が高い、又は両方の欠点がある second-line の
薬剤を含めた併用療法を使用する必要がある。近年、7 種類の抗結核
薬によるいわゆる“Bangladesh regimen”による 9 ヵ月短期治療によ
る MDR-TB に対する高い治癒率が示されている。
4)

WHO operational handbook on tuberculosis, Module 4: treatment and care (2025)
〔WHO ハンドブック(企業文献 4)〕
(注)本書については、各治療レジメンにおける MFLX の用法・用量、レジメン及
び併用薬剤の選択等に係る情報を記載する。推奨内容(Recommendation)や留意事
項(Remarks)については、
「5(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状
況」の WHO ガイドライン(2025)を参照のこと。

3. Key considerations in DR-TB treatment
3.4 Regimen options in the treatment of DR-TB
MDR/RR-TB 患者には、現在の WHO ガイドラインに基づく複数のレジメ
ンが使用可能である。治療レジメンの選択に影響を与える主な要因には、
薬剤耐性プロファイル、抗結核薬への過去の曝露、患者の病歴、濃厚接触
者の薬剤耐性プロファイル、患者の年齢と嗜好、妊娠状況、そして結核疾
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