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令和8年度厚生労働省予算概算要求の主要事項 (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/26syokan/
出典情報 令和8年度厚生労働省予算概算要求の主要事項(8/26)《厚生労働省》
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➢ AI を活用した創薬に向けたプラットフォームの整備及び活用促進
医政局研究開発政策課(内線4150)

創薬支援推進事業(産学連携による創薬ターゲット予測・シーズ探索AIプラットフォーム開発)
6.0億円(4.6億円)※()内は前年度当初予算額

令和8年度概算要求額

1 事業の目的
最新の高度なAI技術に基づく“創薬ターゲット予測・シーズ探索AI”を開発し、産学連携による効率的なデータ収集と予測精度の向上を図
るとともに、創薬プロセスにおける複数のAIシステムを統合した創薬AIプラットフォームを構築し、創薬プロセスの効率化と創薬ター
ゲットの枯渇問題の克服を目指す。Wet検証やプラットフォーム構築を加速するため、要素技術の開発を強化する(拡充)。

2 事業の概要・スキーム

創薬プロセスにおける複数のAIシステムを統合した創薬AIプラットフォームの構築を目指す。
3 実施主体等
◆ 補助先:国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) ◆ 補助率:定額 ※AMEDにおいて公募により研究者・民間事業者等を選定

AI創薬指向型・患者還元型・リアルタイム情報
プラットフォーム事業

大臣官房厚生科学課(内線3823)

7.6億円(54百万円)※()内は前年度当初予算額

令和8年度概算要求額

※令和6年度補正予算額 5.1億円

1 事業の目的

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所において、医療機関と連携して患者検体及び詳細な臨床情報を計画的に収集し、AI解析することにより、患
者層別化に有用な各種マーカーをリアルタイムに特定するプラットフォームを構築する。本事業により、製薬企業・検査企業がリアルタイムで情報にアク
セス可能となり、患者個別化医療実現のための医薬品開発を推進する。令和8年度も引き続き、令和6年度から進めてきた生成AIを用いた臨床情報収集シ
ステムの開発、各種アルゴリズムの開発、双方向会話型システム等の開発を行っていき、他の医療機関へ展開、個別化医療を実現するためプラットフォー
ムの試料・情報・AI解析技術を用いた創薬研究を加速させるとともに、創薬研究に資する情報・試料の集積システム構築を行う。

2 事業スキーム・実施主体等
大阪国際がんセンター

大阪母子医療センター
大阪急性期・総合医療センタ-

他医療機関へ拡充

厚生労働省

疾患や投薬などによる変化や刺激に注目し、
即時的・経時的に収集

①検体の提供

⑤診療情報の提供

生成AI① 【継続開発】
患者同意取得や医療行
為説明時における双方
向性の会話型システム
の開発

生成AI⑤ 【重点開発】
個別化医療・最適化医療のア
ルゴリズム開発と生成AIを
利用した会話型説明補助シス
テムの開発

生成AI② 【継続開発】
リアルタイムでリアル
ワールドの臨床情報収集
システムの開発

データ入力

情報をタイムリーに
治療にフィードバック

薬効が望まれる層の患者を
対象に臨床試験を実施

②データ統合

各種データベース 文献情報

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生成
AI

生成AI

活用分野

生成AI④ 【重点開発】
標的分子を活性化・不
活性化する低分子化合
物、核酸、ぺプチド、
抗体医薬品等の開発

③AI解析

病変組織・正常組織、血液、
尿、便等の
ゲノム解析
プロテオーム解析
マイクロバイオーム解析

・AI解析システムの構築

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所

治療満足度の高い
治療薬の創製

・個別化医療の実現
・患者のQOLの改善

国立研究開発法人
医薬基盤・健康・栄養研究所

運営費交付金の交付

患者によって効果が大きく
異なる薬剤に対し、奏功す
る患者を選択するための
バイオマーカーを作成

生成AI③ 【重点開発】
患者層別化・薬物有効
性や副作用予測・薬剤
標的分子の発見のため
のアルゴリズムの開発

いつでも
アクセス可能に

④ 開発支援
効率的な医薬品開発
企業・アカデミア

・研究成果を社会実装し、
イノベーションを創出 ・臨床試験における成功率のアップ
・創薬の経費・期間の大幅縮減
できる人材の育成