令和8年度厚生労働省予算概算要求の主要事項 (58 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/26syokan/ |
出典情報 | 令和8年度厚生労働省予算概算要求の主要事項(8/26)《厚生労働省》 |
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医薬局
医薬品審査管理課
(内線2746)
リアルワールドデータ活用促進事業
令和8年度概算要求額
1 事業の目的
26百万円(33百万円)※()内は前年度当初予算額
○ 疾患レジストリ、医療情報データベース等のリアルワールドデータ(RWD)を
薬事申請で活用するには、高い水準でのデータの信頼性確保が求められる。しか
し、現状では、疾患レジストリ等の保有者(アカデミア)における知識・経験の
蓄積が不足し、薬事申請に活用された事例は極めて少数に留まる。
疾患レジストリ等を
管理するアカデミア
研修参加
○ そのため、薬事活用に意欲のある疾患レジストリ等の保有者を選定し、PMDA
がデータの信頼性確保の取組を集中的に支援することで、RWDの活用を促進する。
訪問指導、実態確認
マニュアル整備等の支援
○ 令和8年度は、令和7年度に引き続き、RWDの更なる活用促進のため、公的
※)を利用したデータ提供に関する信頼性確保を支援を実施する。
データベース(※
※「医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ」において、公的DBの仮名化情報の活用を進めることとされた。
→公的DBで仮名化情報を利用・提供する場合の法制面の整備について検討が進んでいる。※状況を踏まえて記載を修正予定。
2 事業の概要・スキーム
3 実施主体等
RWDの信頼性確保を推進
疾患レジストリ等の保有者(2機関程度)
・人件費
・マニュアル等の作成費用
疾患レジストリ等の保有機関や次世代医療基盤法の認
定事業者を複数選定し、PMDAと双方向の交流を行い、
薬事水準の信頼性確保の方策等を指導
PM DA 職員による研修会、訪問指導、レジスト リ 等 の 実 態
確認、マニュアル整備の支援等
公的データベースを活用したデータ提供の信頼性確
保を支援
● PMDA
・人件費:補助率50/100
・旅費(訪問指導等)
・研修会開催費等
プログラム医療機器の審査迅速化事業
令和8年度概算要求額
医薬局医療機器審査管理課(内線2901)
47百万円(-) ※()内は前年度当初予算額
1 事業の目的
○プログラム医療機器(SaMD)の開発に当たってはスタートアップやベンチャー等の参入も多いが、薬事の経験に乏しい企業も多く、
PMDAと申請者間での照会・回答の往復に時間がかかるケースもあり、薬事承認審査における標準的事務処理期間を超過してい
るケースが散見される。
○上記に加え、SaMDの相談や申請・承認件数が増加傾向にあることから、開発前にPMDAと方向性を相談する無料の相談枠
(「全般相談」「SaMD一元的相談窓口」における薬事開発相談、「RS戦略相談」の事前面談等)における職員の業務量も増大
し逼迫している。
○このような状況を打破するためには、薬事の経験に乏しい企業に対しても手厚く対応するためのPMDA職員の増員と、各種相談枠や
承認審査業務に遅滞なく応じるための職員の適切な配置による、承認審査・相談体制の強化が急務である。
(参考)
標準的事務処理期間に関しては、内閣府の規制改革推進会議や、厚生労働省が産業界との協議を経て取り纏めた「医療機器規制と審査の最適化のための協働計
画 2024」の中でも課題として取り上げられているほか、「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太方針2024)においても、「プログラム医療機器の実用化促進に
向けた薬事上の措置を検討」し、「承認審査・相談体制の強化等を推進する」ことが盛り込まれている。さらに、「骨太方針2025」においても、「承認審査・相談体制の強
化」や「プログラム医療機器への対応」が求められており、承認までの総審査期間の短縮を図ることは喫緊の課題である。
2 事業の概要・スキーム・実施主体等
PMDAの専門職員3名を補助する。(補助率:10/10)
SaMDの知識を有する専門職員を採用し、即戦力として無料の相談枠(「全般相談」
「SaMD一元的相談窓口」における薬事開発相談、「RS戦略相談」の事前面談等)に
配置すると共に、これまで当該相談枠に従事してきたPMDA職員を、その審査経験等も
踏まえつつ、各種相談枠(対面助言)や承認審査業務に配置することで、SaMDの承
認審査・相談体制の強化を図る。
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専門職員の採用
厚生労働省
補助