資料2-2 令和6年度業務実績評価書(案) (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60085.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第60回 8/6)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
職業性疾病
①
職業性疾病
等の原因、診断
等の原因、診断
及び治療
及び治療
において倫理審
て倫理審査を受
査を受け、研
け、研究・開発に
究・開発に取り
取り組んでいる
組む。
か。
① 職業性疾病等の原因、診断及び治療
○ 「脊柱靭帯骨化症」テーマ(令和6年度は研究・開発2年目)
「勤労者世代に多い脊柱靭帯骨化症の手術治療成績向上と動物モデル確立による新規
被災労働者の
予防的治療法の探索」として、大阪労災病院だけでなく共同研究機関である大阪大学整
早期の職場復帰
形外科関連施設における頸椎後縦靭帯骨化症の手術症例をデータベース化し、症例に応
を促進するた
じた至適な術式選択基準の確立や手術成績予測モデル、合併症予測モデルの開発を目指
め、職業性疾病
しており、令和6年度は784症例の収集を完了した。収集した臨床データと画像データか
等の原因と診
ら統計解析やAI解析を行うこととしている。
断・治療に関す
また、脊柱靭帯骨化症の発症メカニズムの解明や予防、治療法の開発に貢献するた
る研究・開発に
め、脊柱靭帯骨化症の動物モデルの開発を進めている。令和6年度では、腱細胞におけ
取り組む。
る脊柱靭帯骨化症の病態とされる内軟骨骨化を生じさせる遺伝子(RSPO2)の欠損が異所
性骨化に影響を及ぼすことが示唆された。
○ 「高年齢労働者の転倒災害」テーマ(令和6年度は研究・開発開始年度)
高年齢労働者が増えている中、職場の健康・安全を守るために「働いている人の転倒
災害対策」に焦点を絞って「高年齢労働者を対象とした転倒および転倒関連傷害ハイリ
スク者の簡易スクリーニング法の研究開発」と「高齢者のフレイル予防の観点からの転
倒関連傷害の新規対策法の研究開発」に取り組むこととしている。令和6年10月から研
究を開始し、介護施設向けアンケート調査を開始した。
②
労働者の健
康支援
②
労働者の健
康支援
② 労働者の健康支援
○ 「勤労女性の妊娠時の食・生活習慣」テーマ(令和6年度は研究・開発2年目)
職業生活の長
働きながらの妊娠・分娩、さらに産後のスムーズな社会復帰のため、周産期における
期化に伴い基礎
生活習慣、特に食習慣について、食のタイミングを考える時間栄養学的に調査すること
疾患を有する労
で、妊婦の健康や体重管理、さらには出生児の体重との関連について検討することとし
働者が増加する
ている。令和6年度は中国労災病院の106症例のうち34症例について中間解析を行った。
中で、労働能力
また、共同研究機関である広島大学において実施している妊娠期鉄欠乏モデルマウス
や疾病増悪リス
を使った基礎研究では効果的な鉄接種タイミングの検討を進めた。
ク、復職を視野
においた支援や
○ 「高血圧性心疾患」テーマ(令和6年度は研究・開発開始年度)
治療方針の選択
「左室駆出率が低下した心不全を呈する高血圧性心疾患に関連するバイオマーカーの
等労働者の健康
同定と早期診断・治療戦略の開発」として、心不全を発症した高血圧患者において特定
支援のための研
の遺伝子が心機能低下に関与するのか、横浜労災病院において症例収集を行い共同研究
究・開発に取り
機関である東京科学大学においてゲノム解析とエピゲノム解析を行うこととしている。
組む。
令和6年10月から研究開始し、横浜労災病院において症例リクルートを開始した。
- 65 -