よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立長寿医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

年度評価

○評価の視点(定性的視点)
■評価指標

⑤ 研究機関間のデータ
シェアリングを通じた診
療の質向上

⑤ 研究機関間のデータ
シェアリングを通じた診
療の質向上

認知症の診療情報、脳
画像、ゲノム情報を統合
したデータベースの増
強、研究開発の促進によ
り診療の質を向上、他の
研究機関とデータシェア
リングを行う。
多施設共同のフレイル
レジストリを構築し、デ
ータシェアリングシステ
ムを整備することで、フ
レイル等に関する研究促
進を図り、高齢期に特有
な疾患治療成績の向上や
高齢者の QOL の向上のた
めの研究成果に繋げる。

・認知症の診療情報、脳
画像、ゲノム情報を統合
したデータベースの増
強、研究開発の促進によ
り診療の質の向上、他の
研究機関とデータシェア
リングを行う。



地域包括ケアシステ
ムに対応した医療モデ
ルの充実

⑥ 地域包括ケアシステ
ムに対応した医療モデル
の充実

可能な限り在宅生活を
維持できるように、在宅
医療支援機能を充実さ
せ、急性増悪時における
緊急入院の受入れ、かか
りつけ医との連携の下で
の患家への訪問、在宅医
療を実施している地域の
診療所や介護関係者との
カンファレンスを実施す
る等、在宅医療における

・訪問医療チーム活動を
継続し、入院前から退院
後まで一貫した、在宅医
療支援機能強化を調整
し、在宅医療体制の構築
等、地域包括ケアシステ
ム確立のために実施され
ている施策について、そ
の有効性と課題の検討及
びより効果的な運用の方
法について検証する。

主な業務実績等

(定量的視点)

○ 多施設共同のフレイ
ルレジストリの構築及び
データシェアリングシス
テムの整備などを通じ
て、個別化医療を確立す
る等、診療の質の向上に
取り組んでいるか。

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価



研究機関間のデータシェアリングを通じた診療の質向上

・認知症の診療情報、脳画像、ゲノム情報を統合したデータベースの増
強、研究開発の促進により診療の質の向上、他の研究機関とデータシェ
アリングを行う。

令和 5 年度に引き続き、認知症の診療情報、脳画像、ゲノム情報
を統合したデータベースの拡張を進めている。バイオバンクに登録
されている DLB 患者 45 人と認知機能正常高齢者 1699 人、計 1744
人の全ゲノム配列データを用いて、DLB と関連する遺伝子内バリア
ントの網羅的解析を実施した。その結果、CDH23 遺伝子にある 3 つ
のミスセンス変異が DLB 発症と関連することを解明した。これらの
CDH23 遺伝子変異と DLB 患者における主観的聴覚障害との関連も認
めた。これらの CDH23 遺伝子変異は、東アジア人集団に特異的であ
った。

・多施設共同のフレイル
レジストリにより臨床情
報のデータシェアリング
システムを運用し、フレ
イル等の多施設研究をさ
らに促進し研究成果を発
表する。

・多施設共同のフレイルレジストリにより臨床情報のデータシェ
アリングシステムを運用し、フレイル等の多施設研究をさらに促
進し研究成果を発表する。
多施設共同のフレイルレジストリでは R4 年度に立ち上げた集積
データの統合的解析を担当するワーキンググループによりデータ
解析を始め、11 月のサルコペニア・フレイル学会で報告を行った。

○ 可能な限り在宅生活
を維持できるよう、在宅
医療における後方支援病
院としての機能の高度化
を図っているか。



地域包括ケアシステムに対応した医療モデルの充実

・訪問医療チーム活動を継続し、入院前から退院後まで一貫した、在宅
医療支援機能強化を調整し、在宅医療体制の構築等、地域包括ケアシス
テム確立のために実施されている施策について、その有効性と課題の
検討及びより効果的な運用の方法について検証する。

・在宅医療研修・教育を目的とした多職種在宅医療チームの活動の
評価・継続する。
主に看護師による組織的な退院後訪問を行い、地域医療職と共に
退院後早期の再入院の防止に努めている。この活動は移行期ケアと
呼ばれるが、国内での実績は乏しく、これまでの活動内容を評価し
再入院の要因分析等行い、学会発表を行った。

84 / 128

自己評価