資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立長寿医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
年度評価
○評価の視点(定性的視点)
■評価指標
いた加齢に伴う生理・生体
に関わる表現型解析を進
め、臓器、組織レベルで
老化のプロセスの特異性
を解析する。
・自然加齢育成動物の外
部供与、老化・老年病研究
関連学会に PR し、共同研
究を含めた研究の推進を
図る。
・骨粗鬆症・骨疾患を中
心としたフレイルに関与
する骨代謝及びその制御
機構について、細胞生物
学的手法及び分子生物学
的手法を用いて解析す
る。
・病院代謝内科と共同し
て、糖尿病等の代謝性疾
患とフレイルの関連につ
いて有用なバイオマーカ
ー探索等に資する臨床研
究を遂行する。
項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
(定量的視点)
のプロセスの特異性を解析する。
・自然加齢育成動物の外部供与、老化・老年病研究関連学会にPR
し、共同研究を含めた研究の推進を図る。
複数系統の自然加齢育成動物(マウス、ラット)を用い、加齢
に伴う生理学的、解剖学的変化などに着目した論文を2報発表し
た(Ogiso N et al., 2024, Experimental Animals, Julio JA et
al., 2024, Experimental Animals)。
自然加齢育成動物の外部供与(マウス 12 件、ラット 5 件)を
行なった。また、外部供与の PR のために、日本老年医学会学術
集会、日本神経学大会、日本生科学大会、日本癌学会学術総会へ
参加した。外部供与を行なった共同研究先の論文が 1 報発表され
た(Okudaira N et al.,2024, Aging Cell)。
・骨粗鬆症・骨疾患を中心としたフレイルに関与する骨代謝及び
その制御機構について、細胞生物学的手法及び分子生物学的手法
を用いて解析する。
骨芽細胞において、骨マクロファージにより産生される
oncostatin M は、BMP-4 刺激に対する p70 S6 kinase 活性化の抑
制により osteoprotegerin(OPG)産生を抑制すること、三量体型 G
蛋白質阻害剤である gallein は、PGF2α刺激及び PGD2 刺激に対
する OPG 及び IL-6 産生を増強し、その作用点が MAP kinase の下
流であること、FGF-2 刺激に対する JNK 活性化の増強により OPG
産生を増強することを明らかとした。
・病院代謝内科と共同して、糖尿病等の代謝性疾患とフレイルの
関連について有用なバイオマーカー探索等に資する臨床研究を遂
行する。
高齢者糖尿病コホートの構築を推し進め、「高齢者糖尿病のエ
ビデンス構築に向けた探索的観察研究」「フレイル予防を目指し
た高齢者糖尿病の包括的な観察研究」「サルコペニア患者におけ
るエネルギー消費量の解明」「サルコペニアにおける指標アミノ
酸酸化法を用いたたんぱく質必要量の検討」「電子カルテ情報活
用型多施設症例データベースを利用した糖尿病に関する臨床情報
収集に関する研究」を開始した。
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自己評価