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資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (80 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立長寿医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

年度評価

○評価の視点(定性的視点)
■評価指標

主な業務実績等

(定量的視点)

目線に立った質の高い医
療の提供を行う。
・これらの多職種チーム
によるカンファレンス等
で評価・検討を行う延べ
患者数の合計数について
1,805 件以上/年を目指
す。

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価

2023 年より活動開始した摂食嚥下チームにより令和 6 年度には
嚥下造影検査は 223 件を実施されて,全症例について医師,歯科医
師,歯科衛生士,言語聴覚士によるカンファレンスを行なわれた.

・エンド・オブ・ライフ(EOL)ケアチームの活動実績
エンド・オブ・ライフ(EOL)ケアチームは、非がん疾患も対象に
加えた緩和ケアチームである。入院患者について、主治医や病棟看
護師らの依頼を受け、週に 1 回病棟をラウンドし、苦痛症状への対
応や倫理サポートを行った。
令和 6 年度(2024 年度)の新規依頼数は 17 件で、そのうち、非が
ん疾患の依頼件数は、11 件(64.7%)であった。また、非がん疾患
の依頼のうち、倫理サポートを行った件数は 9 件(81.8%)であっ
た。
令和 6 年度の緩和医療学会の緩和ケアチーム登録調査によると、
非がん比率は 5.8%である。これらと比較し、高い非がん疾患比率を
有する、EOL ケアチームの倫理サポート活動モデルを示した。
また、令和 6 年(2024 年)8 月 1 日に、2011 年以降 10 年間の同
チームの活動(依頼患者 761 人)が、Annals of Palliative Medicine
誌の 13(6):1385-1400. DOI: 10.21037/apm-24-42.に掲載された。
病院ベースの専門緩和ケアチームにおける非がん疾患の患者と家
族の 3 つのニーズ、すなわち、1)がんよりも頻度が高く、改善が
難しい喀痰の貯留などの症状管理、2)支援者のいない意思決定能
力が低下した認知症患者を含む、がん以外の疾患を持つ患者に対す
る倫理的サポート、3)老年看護認定看護師による倫理問題に関す
るアドバイスのニーズを明らかにした。

・ポリファーマシー対策チームの活動実績
ポリファーマシーに関連する様々な薬物療法の問題点を抱える
患者に対して処方提案を行っている。カンファレンス回数は 25 件
で、薬剤総合評価調整加算算定は 135 件、薬剤調整加算は 61 件で
あり、チーム全体での介入だけでなく個別対応が増加するなどセン
ター内での認知も上昇した。

・褥瘡対策チームの活動実績
褥瘡対策チームでは月 1 回のチームカンファレンス、週に 1 回の
褥瘡回診を定期の活動とし、高齢者専門病院に適した褥瘡予防と治
療をおこなっている。令和 6 年度は褥瘡回診 51 回のラウンドで延
べ 517 名の褥瘡回診をおこなった。年 12 回のチームカンファレン

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自己評価