資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立長寿医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
年度評価
○評価の視点(定性的視点)
■評価指標
項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
(定量的視点)
析の結果をAlzheimers Dement.2024に報告した。また、多くのサ
ブ解析を行い、運動教室および認知機能訓練への参加率が多因子
介入の効果に重要であることを報告した(JAR Life. 2025; Alzhe
imers Dement. 2025)。多因子介入の費用対効果、認知機能のサ
ローゲートマーカーに関する解析は、2024年 アルツハイマー協会
国際会議でのシンポジウムに採用された。J-MINT研究の姉妹研究
である、Tamba研究、Kanagawa研究からも多く貴重な知見が得られ
た(Alzheimers Dement.2024;J Alzheimers Dis.2025)。
・J-MINTの成果を社会実装するため、実装科学の考え方を導入し
て準備を進めた。J-MINT研究は理想的な環境で行った研究で、様
々な阻害要因や促進要因が存在するリアルワールドに直接導入す
ることはできない。そこで、阻害因子・促進因子をステークホル
ダーへのインタビューや文献調査で以下の課題が明らかになった
。①プログラムを提供する人材不足、②認知症予防のエビデンス
のあるプログラムがない、③参加者の要因(リクルート、脱落、
継続性等)である。2024年度は、①多因子介入を参加者に指導す
るインストラクター育成・認定制度の確立、②社会実装版プログ
ラムの開発と大府市、東浦町での実現可能性の検証(J Alzheimer
s Dis. 2025)、③社会実装版プログラムの有効性、費用対効果を
検証するRCTの準備(全国の18か所の自治体でのクラスターRCT、1
2自治体での実施が確定)、④多因子介入でよく認知機能が改善す
る者(レスポンダ―)の特性を明らかにし、参加者のリクルート
方法、脱落防止策、介入後の継続性について検証、④厚労省SBIR
の助成をいただき、社会実装を管理するスタートアップ(J-MINT
認定推進機構:J-MAP)を立ち上げ、ビジネスモデルの構築を行っ
た。
イ フレイル等の予防に
関する研究
イ フレイル等の予防に
関する研究
イ
身体的、精神神経的、
社会的要素などの相互作
用が想定されているフレ
イルの概念とその病態生
理を明らかにするため
に、専門外来、専門病
棟、バイオバンクと連携
し、包括的調査・分析を
行う。それらの調査結果
をフレイルの診断、予
フレイル等の予防に関
する研究に関し、中長期
計画の下、次の研究等を
推進する。
フレイル等の予防に関する研究に関し、中長期計画の下、令和 6
年度は次の研究等を推進した。
・「後期高齢者の質問
票」によるフレイルスク
リーニングの妥当性を検
証するため、地域在住高
・「後期高齢者の質問票」によるフレイルスクリーニングの妥当
性を検証するため、地域在住高齢者を対象として「後期高齢者の
質問票」の予測妥当性の検証を行う。
「後期高齢者の質問票」によるフレイルスクリーニングの妥当
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フレイル等の予防に関する研究
自己評価