よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立長寿医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

年度評価

項目別評価調書
1-2
法人の業務実績等・自己評価

○評価の視点(定性的視点)
■評価指標

主な業務実績等

(定量的視点)

自己評価

によるフレイル、ロコモ
ティブシンドローム改善
法について企業等との連
携にて開発を進める。

人工膝関節置換術(TKA)後評価のひとつとして、運動機能評価が
用いられる。一般に歩行速度や Timed Up and Go テストなどが使
用されているが、これらの評価を短時間で測定可能な運動機能分析
装置を用いて、企業(TANITA)との共同研究で TKA 術前後の運動機
能評価を行った。

・地域における認知症の
早期発見モデルを検証
し、認知症疾患センター
を受診した者のフローを
明らかにする。
・「MCI のハンドブック」
を用いて軽度認知障害
(MCI)の予防介入を実践
する。

・地域における認知症の早期発見モデルを検証し、認知症疾患センタ
ーを受診した者のフローを明らかにする。

・「MCI のハンドブック」を用いて軽度認知障害(MCI)の予防介入
を実践する。
・「地域における認知症の早期発見モデルを検証し、認知症疾患セ
ンターを受診した者のフローを明らかにする」は、以下の「認知症
の早期発見・早期介入の仕組みに関する日本独自のモデル確立に向
けて、認知症の予防・診断後支援についてフローを検証する」と重
複(下記を参照)。
・私たちはこれまで、非専門家でも認知症予防を推進することがで
きるテキスト「MCI ハンドブック」を作成した。このテキストを用
いて多因子介入が有効に実践できるかを、NCGG と東京都健康長寿セ
ンターで検証した(12 ヵ月間の複合介入)。参加者は計 53 名(男
性 16 名、女性 21 名、平均年齢 78.6 歳)、平均参加率は 88.3±
17.7%、高い満足度が報告された。認知機能(MoCA-J)は、ベース
ライン時の 21.9±2.9 から 12 ヵ月後の 23.3±3.8 に有意に改善し
た(P = 0.007)。対照群と比較して、介入群は有意に大きな認知機
能の改善を示した(P=0.017)。「MCI ハンドブック」を用いて、非専
門家でも認知症予防を推進できることが示された論文
(Feasibility

and

effectiveness

of

a

handbook-based

multidomain lifestyle intervention for older adults with mild
cognitive

impairment:

A

quasi-experimental

design

with

propensity score matching)はリバイス中。本研究で作成した「行
動変容のための心理ワークガイドブック」を公開した。

48 / 128