資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (68 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立長寿医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
年度評価
○評価の視点(定性的視点)
■評価指標
2.医療の提供に関する
事項[診療事業]
2.医療の提供に関する
事項
病院の役割について
は、引き続き認知症疾患
医療センター、在宅療養
後方支援病院としての機
能を果たした上で、都道
府県が策定する地域医療
構想等を踏まえた高度急
性期機能等の医療機能を
担うものとする。
国内外の研究施設及び
医療機関等の知見を集約
しつつ研究部門と密接な
連携を図り、その研究成
果を活用し、先進医療を
含む高度かつ専門的な医
療の提供を行う。
また、長寿医療研究セ
ンターでの臨床の実績を
踏まえ、認知症、フレイ
ル、高齢者に特有な疾
患、高齢者感覚器障害、
摂食嚥下排泄障害等に対
する臨床研究、指導・研
修・助言を通じ、予防も
含めた高齢者への適切な
医療を提供する。
2.医療の提供に関する事項
①
自己評価
評定:S
①
目標の内容
医療政策の一環として、センターで実
施すべき高度かつ専門的な医療、標準化
に資する医療の提供を行う。特に加齢に
伴う疾患に関する医療の提供について重
点的に推進する。
患者の視点に立った良質かつ安心な医
療の提供を行う。
②
(1)医療政策の一環とし (1)医療政策の一環とし (1)医療政策の一環とし
て、センターで実施すべ
て、センターで実施すべ
て、センターで実施すべ
き高度かつ専門的な医
き高度かつ専門的な医
き高度かつ専門的な医
療、標準化に資する医療
療、標準化に資する医療
療、標準化に資する医療
の提供
の提供
の提供
我が国における長寿医
療の中核的な医療機関と
して、「認知症施策推進
大綱」を踏まえ、国内外
の研究施設及び医療機関
等の知見を集約しつつ研
究部門と密接な連携を図
り、その研究成果を活用
し、先進医療を含む高度
かつ専門的な医療の提供
を引き続き推進する。特
に、超高齢化が進む今後
を見通すと、認知症とフ
レイルが最も重要な病態
であることから、それら
主な業務実績等
(定量的視点)
2.医療の提供に関する
事項
項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
高度・専門的な医療
の提供
① 高度・専門的な医療
の提供
社会保障改革国民会議
の提唱する「地域で治し
支える医療」や多くの疾
病を有し完全な回復を図
りがたい高齢者医療の特
徴を踏まえ、臓器別では
なく包括的な心身状態の
評価を基本に、全体的な
QOLの向上を目指し、低侵
襲な医療を行う等の新た
な高齢者医療について、
他の医療機関等でも対応
高度・専門的な医療に
ついて、中長期計画の
下、主に次の取組を行
う。
(1)医療政策の一環として、センターで実施すべき高度かつ専門
的な医療、標準化に資する医療の提供
○ 長寿医療の中核的な
医療機関として、「認知
症施策推進大綱」を踏ま
え、研究部門との連携を
図り、その研究成果を活
用して、QOL の向上を目指
した低侵襲な医療を行う
・コグニワールド「認知
症に対する包括的・科学
的リハビリテーション医
療提供プログラム」から
得られたデータを使った
認知症の各ステージにお
けるリハビリテーション
等、他の医療機関等でも
対応できる新たな高齢者
医療のモデルを作成し、
普及を推進するととも
に、最新の技術に基づく
医療技術の開発等によ
目標と実績の比較
2040 年には 85 歳以上の人口が約 1,000
万人になることが予想される我が国にお
いては、健康寿命の延伸に向けて認知症
とフレイル(およびサルコペニア)が最も
重要な病態であることは明らかで、これ
らに対する高度かつ専門的な医療提供を
行う取り組みを重点的に進めた。
目標に対する令和 6 年度の実績の特に
顕著なものとして、以下が挙げられる。
・医業成績においては、指標としている入
院患者数と病床利用率、平均在院日数、手
術件数の全てにおいて過去 3 年間の中で
① 高度・専門的な医療の提供
最も良い業績となった。延べ入院患者数
は初めて 10 万人をこえ、利用率も 84.8%
と目標に近い数字となった。平均在院日
高度・専門的な医療について、中長期計画の下、主に令和 6 年
数も短縮、手術件数も 3,000 件以上と目
度は次の取組を行う。
標を大幅に超えた。
・もの忘れセンターでは、認知症基本計画
の「5. 保健医療サービス及び福祉サービ
スの提供体制の整備等」、「6.相談体制
・コグニワールド「認知症に対する包括的・科学的リハビリテーション の整備等」、「7.研究等の推進等」、「1
医療提供プログラム」から得られたデータを使った認知症の各ステー 1.地方公共団体に対する支援」に貢献し
ジにおけるリハビリテーションモデルを元に、認知症に対するリハビ た。令和 5 年度に治療を開始したレカネ
マブに引き続き、令和 6 年度には新たな
リテーションの実施のためのワークショップを開始する。
アルツハイマー病疾患修飾薬であるドナ
コグニワールド実施中の患者データの収集を引き続き行い、認
ネマブによる治療を開始した。バイオバ
知症に対する脳賦活リハビリテーションプログラムの実施を継続
ンク登録済みのレカネマブ・ドナネマブ
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