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資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (103 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立長寿医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

年度評価

○評価の視点(定性的視点)
■評価指標

ームページを活用するこ
と等により、診療ガイド
ライン等の普及に努め
る。
さらに、これら取組の
結果として、ホームペー
ジアクセス件数について
3,400,000 件以上/年を目
指す。また、JH と連携し
て6つの NC の所有する教
育コンテンツを集積、広
く開示し、センター職員
以外も閲覧できる仕組み
を構築する。

ームページを活用するこ
と等により、診療ガイド
ライン等の普及に努め
る。
これら取組の結果とし
て、ホームページのアク
セス件数について 600 万
件以上/年を目指す。
また、JH と連携して
6NC の所有する教育コンテ
ンツを集積、広く開示
し、センター職員以外も
閲覧できる仕組みを充実
させる。

項目別評定調書
1-5
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

自己評価

・アルツハイマー病の脳内でおこる炎症状態を検出する血液バイオ
マーカーの候補を見出す
当センター神経遺伝学研究部の研究グループは、アルツハイマー
病モデルマウスを用いた研究から、アミロイド斑の蓄積が引き起こ
す認知機能の低下や神経細胞死に深く関わると考えられている「脳
内の慢性炎症」を反映して血液中で変化する代謝物を同定し、新た
な血液バイオマーカーや治療標的としての可能性を見出した。本研
究から、血液中のニコチンアミド量の低下は、アミロイド斑に対し
てアストロサイトが活性化し、脳内炎症が亢進した状態を検出する
新たな血液バイオマーカーになる可能性が示された

<定量的指標>
■ホームページのアクセス件数
・目標の内容
3,400,000 件/年 以上
(年度計画 6,000,000 件/年 以上)
・目標と実績の比較
16,624,123 件
達成率 (16,624,123/6,000,000=277%)

・家族介護者の支援
当センター老年社会科学研究部の研究グループは、東北大学、国
立保健医療科学院との共同研究において、介護者状況を評価する質
問票を開発した。本研究が作成した質問票は、介護保険現場や行政
施策などにおいて、要介護高齢者を介護する家族などの介護状態を
簡易に把握することができ、介護支援の推進を通じた在宅介護環境
の整備に繋がることが期待される。

③ その他考慮すべき要素
特になし

(定量的視点)

・幸年者新聞の発行
看護部理念の中の一つ「Joyful…生き生きと自立した生活をとも
にめざします。」をもとに活動した。退院後も生き生きと前向きに
生活している患者の様子を紹介することで、病気とともに生活して
いる患者やその家族、医療に携わる職員の励みになると考えた。

・「West Pacific Rim Consortium on Healthy Aging 2024」の開

当センターの理事長が会長を務めた。健康長寿に関して同様な課
題とエビデンスを持つシンガポール、台湾とともに産学連携による
認知症、フレイル予防のための社会実装を議論するためのシンポジ
ウムであり、2 日間で登壇者及び招待者を含め約 80 名が参加した。

・「生活期におけるリハビリテーション・栄養・口腔管理の協働に
関するケアガイドライン」の作成
リハビリテーション・栄養・口腔管理の一体的取り組みのための
国内外初のガイドラインを作成した。診療報酬の改定に伴い、当セ
ンターでは令和 6 年 6 月より「リハビリテーション・栄養・口腔連
携体制加算」の算定を行っている。

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以上から、中長期計画における所期の目
標を量的及び質的に上回る顕著な成果が
得られていると認められるものとして、
自己評価を S とした。