【議題(21)資料21】令和8年度国の施策並びに予算に関する提案・要望 (13 ページ)
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公開元URL | https://www.nga.gr.jp/conference/r07/post_5.html |
出典情報 | 全国知事会議(7/23、7/24)《全国知事会》 |
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なる予算を確保すること。また、野生いのしし用の経口ワクチン散布に関しては、
環境省と連携し、散布効果が発揮されるよう、都道府県の実情に合わせた支援を
行うこと。
・高病原性鳥インフルエンザの野鳥におけるサーベイランス(調査)について、防
疫対策強化に資する調査となるよう、引き続き、環境省と農林水産省が連携して、
検査優先種の選定等の調査方法について検討と見直しを行うとともに、監視体制
を強化し、速やかな防疫措置に資するため、都道府県が行う調査に要した費用に
係る財源を措置すること。
オ 水際防疫関連
・家畜伝染病の海外発生地からの直行便がある地方空港やクルーズ船が寄港する港
において、検疫探知犬の増頭や常時配置を行うなど、動物検疫所の機能強化を図
るとともに、アフリカ豚熱を始めとした海外悪性伝染病の国内侵入を防止するた
め、罰則の厳格な適用や入国拒否を可能とする入国管理法改正等により、違法畜
産物の持ち込みに抑止力を働かせるなど、空港や港等での水際防疫に万全を期す
こと。
カ ランピースキン病関連
・ランピースキン病は、今後国内で継続して発生する危険性があるため、早急にワ
クチンの薬事承認が行われるように関係機関へ働きかけを行うこと。
(17)全国的に獣医師が小動物診療に偏在していることから、産業動物診療、家畜衛
生、公衆衛生及び動物愛護管理に携わる専門性の高い獣医師を確保するため、大
学のカリキュラム充実や獣医療提供体制整備推進総合対策事業の拡充を図ると
ともに、勤務獣医師の待遇改善や離職者に対する就業支援を行うこと。特に、産
業動物獣医師や都道府県獣医師の確保・育成を図るため、国において、修学資金
給付に係る十分な予算を確保し、給付の対象を拡充すること。
なお、体験型実習のカリキュラム化については、受入先となる現場や自治体
の事情を十分に考慮すること。
また、獣医師の地域的な偏在解消に向けた支援策を充実すること。
(18)野生鳥獣による農林水産業被害が全国的に依然として高水準で推移しており、
市街地付近でも被害が拡大しているほか、一部では人身被害も増加している実態
を踏まえ、都道府県が実施する広域捕獲活動等及び地域が取り組む緊急的な捕獲
活動や侵入防止の対策、柵の整備や河川敷等における緩衝帯設置等に対する支援、
簡易で効率的な侵入防止や捕獲方法・捕獲獣の処理対策の研究、捕獲の担い手確
保・育成、捕獲個体のジビエ等での利活用の推進等、鳥獣被害防止対策の更なる
拡充と継続を図るとともに、各都道府県の必要額に不足が生じないよう十分な予
算を確保すること。
また、都道府県間を広域的に移動する鳥類などによる被害軽減に対して、地方
が連携して取り組む生息実態調査や共同駆除について、国による調整や十分な財
政支援を行うこと。
さらに、狩猟免許の保持や取得、銃刀法改正に伴う猟銃所持に係る負担を軽減
するとともに、捕獲活動にかかる支援単価の引上げや狩猟者の育成・確保及び積
極的な捕獲活動を促進する仕組みを創設すること。
あわせて、東京電力福島第一原子力発電所事故の発生による野生鳥獣肉の出荷
制限については、有害鳥獣捕獲の強化やジビエ活用による地域振興の支障となっ
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