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【議題(21)資料21】令和8年度国の施策並びに予算に関する提案・要望 (125 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r07/post_5.html
出典情報 全国知事会議(7/23、7/24)《全国知事会》
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2 北方領土及び竹島問題の早期解決について
我が国固有の領土である歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島の北方四島の早期
返還並びに竹島の領土権の早期確立は、多年にわたる国民の念願であり、その解決
に向けた取組みの促進を図ること。
北方領土問題については、令和4年2月のロシアによるウクライナ侵略により、
平和条約交渉などの今後を見通すことが難しい状況が続いているが、政府の基本方
針の下、外交交渉を継続するとともに、四島交流等事業の一日も早い再開に向け、
日露政府間での協議が進展するよう取り組むこと。

3 拉致問題の早期解決について
拉致問題の進展が見られない中、拉致被害者及びその御家族は高齢となっており、
親世代は1人となった。拉致問題の解決はもはや一刻の猶予も許されない。
石破総理大臣は、所信表明演説で拉致問題を最重要課題に掲げ、全ての拉致被害
者の帰国を実現すべく、総力を挙げて取り組む覚悟を表明している。
また、石破総理大臣は令和6年 11 月の「国民大集会」で、拉致問題は、国家によ
る我が同胞の拉致であり、国家主権の侵害以外の何物でもないこと、御家族が御高
齢となり、時間的制約のあるこの問題を国民全ての国家主権の侵害であるという共
通認識の下に、解決に向けて心を一つにし、全ての拉致被害者の方々の一日も早い
御帰国を実現していかねばならない、そして断固たる決意の下、問題の解決に向け
て取り組んでいくことを明言した。
しかしながら北朝鮮は、国連安保理決議に明白に違反する弾道ミサイル発射等を
繰り返し拉致問題の解決の気配は見えない。
政府においては、これまでの土台を引継ぎ、引き続き拉致問題を最重要課題とし
て、具体的な成果を出せるよう取り組むこと。
また、米国、韓国、中国を始め関係諸国や国際関係機関等と連携・協調を図りな
がら、拉致問題の一刻も早い解決に全力を尽くし、拉致被害者及び拉致の可能性を
排除できない方々の早期帰国等の実現を図るため、以下の事項について適切な措置
を講ずること。
(1)北朝鮮への圧力を緩めることなく、同時に北朝鮮国内の状況変化を的確に捉え、
北朝鮮への直接の働きかけを含め、あらゆる可能性を探りながら一層の外交努力
により事態を打開し、一刻も早く拉致被害者等の救出のための協議を行うこと。
また、拉致問題が解決しない限り国交正常化や経済支援を行わないとの方針を堅
持すること。
(2)北朝鮮の「拉致問題は解決済み」との立場を崩すため粘り強い交渉を行い、日
朝首脳会談の実現を見据え、拉致被害者等家族及び国民に対し目に見える形で具
体的な成果を早期に出すこと。
(3)米国を始めとする関係諸国に対し、北朝鮮と個別協議を行う際には、引き続き、
日本人拉致問題の早期解決について北朝鮮側に働きかけるよう要請すること。
(4)行方不明者の情報等を逐次提供するなど、地元自治体との連携を密にとること。
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