よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


『規制改革実施計画』 (12 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_plan.html
出典情報 規制改革実施計画(6/13)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

一方で、多くの地域公共交通会議等が市町
村単位で開催されていることから、一般乗合
旅客自動車運送事業を実施する事業者が複
数の地方公共団体にまたがり運行を行う場
合、複数の市町村において合同で地域公共交
通会議等を開催することは可能であるもの
の、その実現には多大な調整が必要であるた
め、結果として地方公共団体ごとに地域公共
交通会議等を開催し関係者と協議を調えて
いる実態があること、また、地域公共交通会
議等が設置されていない地域においては同
会議の設置から調整が必要となることなど
の理由により、協議に膨大な時間を要し、事
業開始までの見込みが立たない事例が存在
するとの声がある。また、地域公共交通会議
等での協議を要さない場合として、

「一般乗
合旅客自動車運送事業の申請に対する処理
方針」の細部取扱について」
(平成 13 年9月
27 日国土交通省物流・自動車局安全政策課
長、物流・自動車局旅客課長連名通知。以下
「細部取扱」という。
)においては、路線定期
運行では困難な需要に対応する空港アクセ
ス型、観光需要対応型等の輸送形態が含まれ
る旨が示されているものの、要件が具体化さ
れていないことから、地方運輸局ごとに協議
の要否の判断が異なり、事業者の新規参入の
障壁となっているという声がある。
一般乗合旅客自動車運送事業が地域住民
の日常的な移動の足において重要な役割を
担っていることを踏まえれば、路線不定期運
行又は区域運行に係るこれらの課題に対応
することを通じて、事業者の新規参入を円滑
化し、利用者の利便性を向上させることが重
要であり、このため、以下の措置を講ずる。
a 国土交通省は、路線不定期運行又は区域
運行で行う一般乗合旅客自動車運送事業に
係る事業者からの申請について、処理方針及
び細部取扱において地域公共交通会議等で
の協議を要さない場合として示されている
「交通空白地帯、交通空白時間又は過疎地で
あって路線定期運行によるものが不在であ
る場合等明らかに路線定期運行との整合性
を取る必要がない場合」の該当性を地方運輸
局において判断する際、判断の客観性・統一
性を担保するため、判断基準の明確化につい
て検討を行い、結論を得次第、所要の措置を
講ずる。なお、検討に際しては、例えば、路
線定期運行が運行していない時間帯に限っ
て事業が行われる場合や、運賃設定によって
路線定期運行と競合する可能性が低いと考
えられる場合など、当該地域における同時間
帯の他の公共交通手段の有無や料金設定等
を考慮することとする。
b 国土交通省は、空港アクセス型又は観光
需要対応型の輸送形態により、複数の地方公
8