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都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
出典情報 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》
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基本計画においては、「新しい認知症観」の実感的理解の重要性を示しており、重点目
標1はその浸透を目指したものです。したがって、基本的施策(1)「認知症の人に関す
る国民の理解の増進等」とも密接に関連すると言えます。
⃝ 「認知症の人と出会い」

、「当事者活動の支援」、「普及啓発活動への当事者参画」と
いうプロセスを通して、
⃝ 「本人発信支援」

、「認知症サポーター養成」、「チームオレンジの設置」の実施とい
うアウトプットが出されることによって、
基づく振る舞い」の普及というアウトカムが達成される
といった構造で設定されています。

プロセス指標

アウトプット指標

アウトカム指標

公共団体の数」
⿟(a)行政職員が「地域の中で認知症の人と出会い」、対話を行うことは、行政が地域に
おける認知症施策を推進するための前提です。基本計画においても「認知症施策の立案、
実施、評価にあたっては、認知症の人と家族等の参画が最も重要である」とされていま
認知症の人の生きづらさや自分らしい暮らしのために必要なことについては、認知
症を体験する本人だからこその想いや気づきを把握して初めて明確になる。
認知症の人の声から施策の立案を始めることで、全ての事業や取組が、認知症の人
のより良い暮らしにつながり、その地域が目指すまちづくりが進んでいく。
画・目標が、実際にそこで暮らす本人にとってどの程度進捗しているのかを捉える
ための一つの要素にもなりうる。
⿟(a)さらに重点目標との関係で言えば、行政職員が、認知症カフェへの参加など地域に
おけるさまざまな機会を捉え、認知症の人・家族等と出会い、対話をすることは、行政

3.3.

基本計画における
 KPIの考え方

認知症の人の声は、自治体が地域づくりにおいて目指していることやそのための計

3.2.

基本
 的施策ごとに
留意すべき点


すが、これは以下のような考え方等を背景としています。

3.1.

施策
 検討・
 実施時の留意点

1.「地域の中で認知症の人と出会い(a)

、その当事者活動を支援(b)している地方

3.

計画策定のポイント

⃝ 「認知症や認知症の人に関する国民の理解」と「

『新しい認知症観』の理解とそれに

2.

計画の意義・目的

また、重点目標1の指標は、

1.

本手引きの要点

(2)重点目標1:国民一人一人が「新しい認知症観」を理解していること

職員自身が「新しい認知症観」を理解することの第一歩であり、
「国民一人一人が「新し
い認知症観」を理解していること」を推進する施策の立案等につながると考えられます。
体となって行う、認知症の人のより良い暮らしに向けて実施される全ての活動です。上
記の趣旨も踏まえれば、「当事者活動」については、本人ミーティングや認知症カフェ

93

3.4.

参考資料

⿟(b)「当事者活動」とは、何らかの特定の活動を指すわけではなく、認知症の人らが主