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都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (83 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
出典情報 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》
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援推進員が企画する等様々な実施主体・方法で開催されている」と解説されています。
令和 4 年度厚生労働省老人保健健康増進等事業「認知症カフェの類型と効果に関する調
査研究」(社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究・研修仙台センター)では、認知症

1.

本手引きの要点

家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合う場。地域の実情に応じて認知症地域支

カフェ運営に携わる関係者、推進を図る市町村の自治体担当者の運営および推進の指
示されています。この指針を参考に認知症カフェの運営および推進を進めていくこと
が市町村には期待されます。
【「認知症カフェのビジョン」と「ビジョン達成のための要素」】

2.

計画の意義・目的

針として、「認知症カフェのビジョン」と「ビジョン達成のための要素」として以下が

認知症カフェは、認知症のご本人があらためて人や地域と出会い、すべての人
が認知症の深い理解(学び)につながる機会を作ることを目指している。そして、
認知症カフェとは、認知症であってもなくても、だれもが住み慣れた地域で安心
して暮らし続けることができる「共生社会」実現のためにある。
かけの場であり、多様な所属や属性の人々による運営を基盤として地域の中で開
催される。したがって、次の要素が含まれていることが求められる。
●ビジョン達成のための要素
催されること
②認知症の人やその家族、地域の方、専門職が同じ立場で参加し出会い交流す
ること
③認知症の理解促進・偏見の払しょくにつながる情報提供が行われること
⑤展開される活動は認知症一次予防※ではなく、二次予防を意識すること
※認知症予防の考え方:「一次予防」は危険因子の出現していない、あるいは出現
時に認知症の発症リスクを軽減する予防対策。「二次予防」は早期発見・早期対
応を目指し認知症の知識や情報を知り、適時適切なサポートを知り、その体制

3.3.

基本計画における
 KPIの考え方

④認知症カフェに来場する誰もが役割を得る機会を持つこと

3.2.

基本
 的施策ごとに
留意すべき点


①認知症の人への配慮がなされ、だれもが安心して入りやすい環境や場所で開

3.1.

施策
 検討・
 実施時の留意点

そのために、認知症ではない人も身近に自分事として認知症について考えるきっ

計画策定のポイント

3.

●認知症カフェのビジョン

を作るためのアプローチ。(ミニ講話のテーマについても二次予防の観点で組み
立てることを留意したい)。
認知症の人とその家族への一体的支援事業について、基本計画では「認知症の人と
その家族が、話合いに基づく活動等を通じて、その思いの共有や他の家族からの気づ
79

参考資料

3.4.