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都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (110 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
出典情報 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》
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本手引きの要点

1.

計画の意義・目的

2.

計画策定のポイント

3.

施策
 検討・
 実施時の留意点

3.1.

基本
 的施策ごとに
留意すべき点


3.2.

基本計画における
 KPIの考え方

3.3.

(4)重点目標3:認知症の人・家族等が他の人々と支え合いながら
地域で安心して暮らすことができること
重点目標3は「認知症の人・家族等が他の人々と支え合いながら地域で安心して暮らす
ことができること」としており、これは基本的施策②認知症の人の生活におけるバリアフ
リー化の推進、基本的施策③認知症の人の社会参加の機会の確保等、基本的施策⑤保健医
療サービスおよび福祉サービスの提供体制の整備等、基本的施策⑥相談体制の整備等、基
本的施策⑧認知症の予防等と密接に関連しています。
また、重点目標3の指標は、
⃝ 「部署横断的認知症施策の検討」


「本人・家族等が参加した計画策定」、
「KPI の設定」、
「専門職研修」というプロセスを通して、
⃝ 「相談支援を実施している認知症地域支援推進員・若年性認知症支援コーディネー

ターの設置」、「認知症バリアフリー宣言を行っている事業者」、「製品・サービス開
発への当事者参画」、「認知症ケアパスの作成・更新・周知」
、「認知症疾患医療セン
ターでの診断確保」の実施というアウトプットが出されることによって、
⃝ 「自分の思いを伝えられると認知症の人が感じること」

、「役割を果たしていると認
知症の人が感じること」、「認知症の人が自分らしく暮らせると認知症の本人及び国
民が感じること」、「希望に沿ったサービスを受けていると認知症の本人が考えるこ
と」というアウトカムが達成される
といった構造で設定されています。

プロセス指標

アウトプット指標

アウトカム指標

1. 部署横断的に認知症施策の検討を実施(a)している地方公共団体の数
⿟(a)3.1.
(4)でも記載の通り、認知症施策は認知症の人も含むすべての人の日々の暮
らしに関連し、さまざまな施策分野にまたがるため、都道府県・市町村内の関係部局間
でも分野横断的に取り組むことが重要です。基本計画においても、「都道府県計画又は
市町村計画の策定に当たっては、認知症施策が総合的な取組として行われるよう、地方
公共団体内における保健・医療・福祉・教育・地域づくり・雇用・交通・産業等の担当
部局同士が緊密に連携し、それぞれが責任を持って取り組むとともに、都道府県及び市
町村の関係部局同士が連携しながら、総合的に取組を推進することが重要である」とさ
れています。

参考資料

3.4.

⿟(a)その際、部署間連携も通じて、施策の立案・実施・評価に当たっては、それぞれの
部署と関連がある保健医療サービスおよび福祉サービスを提供する者、公共交通事業者
等、金融機関、小売業者その他の日常生活および社会生活を営む基盤となるサービスを
提供する事業者、学識経験を有する者、地域住民その他の関係者からも意見を聴くこと

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