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都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
出典情報 都道府県・市町村向け認知症施策推進計画策定の手引き(4/30)《厚生労働省》
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本手引きの要点

1.

意思決定支援では、「本人意思の内容を支援者の視点で評価し、支援するかどうかを
決めるのではなく、まずは本人の表明した意思・思考を確認し、本人の意思の確認が
どうしても難しい場合には、推定意思・選好(好み)を確認」することが重要です(同
ガイドライン)。
一方で、症状が悪化した時など、認知症の人を支える周囲の人などが、本人の安全

計画の意義・目的

2.

計画策定のポイント

3.

施策
 検討・
 実施時の留意点

3.1.

基本
 的施策ごとに
留意すべき点


3.2.

基本計画における
 KPIの考え方

3.3.

面などを優先して考慮した結果、本人の意思が十分に確認・尊重されないまま意思決
定が行われることがあります。意思決定支援は、「認知症の人が、基本的人権を享有す
る個人として、自らの意思によって日常生活及び社会生活を営む」ために行われるも
のであるはずが、自分のやりたいことをかなえながら普通に暮らすことをあきらめて
しまっているケースがまだまだ多くあります。高齢者施設等では重度認知症で言語的
なコミュニケーション能力の低下のために、本人の意思を確認できない場合がありま
す。そのようなケースでは、一方的に意思決定能力がないと見なされて、家族が最期
の治療やケアを判断する傾向があります。しかし、認知症高齢者は言語的なコミュニ
ケーションができなくても意思や感性は維持しており、それを表情や行動で伝えよう
としています。認知症の症状にかかわらず、認知症の人には意思があり、意思決定能
力を有することを前提に日常生活のケアから嗜好や価値観などの本人意思を引き出し
てアドバンス・ケア・プランニング(ACP、人生会議)につなげることは、認知症の
人の生活の質を高めるとともに、ケアスタッフの専門性を高めることにもつながりま
す。アドバンス・ケア・プランニングの考え方の詳細は下記の参考資料を参照ください。
参考:「『人生会議』してみませんか」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html

公益社団法人全国老人福祉施設協議会令和 3 年度

調査研究助成事業「特別養護

老人ホームにおける高齢者の生きる意欲を引き出すアドバンス・ケア・プラン
ニング(ACP)に関する実態調査と実践ガイドの開発」の成果物「高齢者施設
における認知症高齢者の意思決定支援に関する実践ガイド」
h ttps://www.hama-med.ac.jp/education/fac-nurs/dept/gerontolnurs/2022PracticalGuide.html

参考資料

3.4.

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